このグラフの使い方は?

――す、すごいですね。めちゃくちゃ理論派な感じがします!

 いや、結局これが役立ったと分かったのは後のことなんですけどね。ただこのグラフは本当に自分のことがバシッと客観視できるので、皆さんにぜひ実践してもらいたいなと。

「自分の足りない部分と強みを視覚化してみてください」
「自分の足りない部分と強みを視覚化してみてください」

 「知力」「優しさ」「コミュ力」「芸術」「柔軟性」「体力」「見た目」「メンタルの強さ」「経験」「金」といった人にとって大事な各スペックに対して自分のレベルはどれくらいか一つ一つ考えて、1~5の間で数値を埋めていってください。そうすると自分の足りない部分と強みが視覚化され、自分はどういう相手を求めるべきかっていうのが見えてくるんです。

 これをやらないと、むやみやたらにすべてのスペックを求めたりすることになっちゃいますから。また、この項目以外の自分にとって大切な要素を足してもよいと思います。

 私の場合は優しさが全くなかったので、パートナーは優しい人でないとマズいなと思った。あと家事も苦手なので、そこも大事なポイントでしたね。今の夫もそうですが、自分のレベルがガクンと減っているところをうまいこと補ってくれる相手が、私にとっては理想の結婚相手で。