使わないアプリは分析して消去

──お二人とも、アプリはよくダウンロードするほうですか?

中山:私はミニマリストというか……割とすぐに消しています。興味があるものをダウンロードしても、その日に見て、使うなら残すし、分析するなら分析して、その後すぐに消していますね。

福田:私は記事を読んで気になったアプリがあればすぐにダウンロードするので、毎週2~3個は入れているはずです。自分で触って使いやすいところや使いにくいところ、サービスの強みなどを体感しておきたいので。明らかに使わないものだけは、定期的に消すようにしています。

情報発信・収集はTwitterで

──日々の情報発信ではどんなアプリを使っていますか?

中山:ソーシャル発信は恵里が統括しています。Twitterが強いよね?

福田Twitter、大好きなんです。SHEの公式アカウントでは、レッスンの集客や、レッスン後のまとめを投稿しています。レッスン後のまとめでは、レッスンに来ていない人でも雰囲気を味わってもらえるように、重要なポイントを箇条書きにして分かりやすく伝えるようにしています。

──どうしてTwitterなんでしょう?

福田:例えば、レッスンコンテンツを作るときには、Twitterのアンケート機能を使って、簡単なユーザーヒアリングを不特定多数に向けて行うことができます。Twitterは顧客とダイレクトにコミュニケーションするのに向いているんです。情報収集も、興味のある分野やトレンド発信力が強い人をフォローして、何もしなくても良質な情報が集まってくる仕組みがつくれるので効率的だと思っています。

「Twitterは顧客とのダイレクトコミュニケーションツールのような感じです」(福田さん)
「Twitterは顧客とのダイレクトコミュニケーションツールのような感じです」(福田さん)

中山:SHEのメンバー採用にも活用してるよね。エンジニアの募集をTwitterで行って、すごくいい反応をいただけたんです。

福田:私の個人アカウントから、エンジニアの業務委託を募集しました。そうしたら、70人以上にリツイートされて、すぐに10人以上から連絡が来たんです。会社の中にどんな人がいて、どんな思いを持っているかという「人感」が伝わったほうがいいと思っているので、こうした情報は会社と個人、両方のアカウントから発信するようにしています。

福田さんが投稿したツイート。これに対して10人以上から連絡が来たそう
福田さんが投稿したツイート。これに対して10人以上から連絡が来たそう

──SHEといえば、女性のためのレッスンクラブも運営されていますよね。好きなことをSNSで発信するときにおすすめの方法はありますか?

福田拡散力ならTwitterが一番強いと思います。実名不要で、誰でも始められるので、自分のブランディングをいかようにも見せられます。テーマに合わせたアカウントを作って、それに特化した情報発信をすることに一番向いているメディアではないでしょうか。Facebookは実名なので、基本的にはリアルな友達としかつながれませんし、その人ありきの発信になりますよね。Instagramは世界観を重視する場合は向いていますが、ビジュアル重視なので話題によっては向いていないものもありますし、Twitterに比べると拡散しづらい面があると思います。