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気分が乗らずいい仕事ができない―○○すると質が上がる

2016年9月21日

ギリギリまで引っ張って「やっつけ仕事」をしがちな人は必読

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 「この仕事、完成させなきゃいけないのに、いつまで経ってもアウトプットできない……。ギリギリまで引っ張って火事場のバカ力でなんとか終えたけれど、結局、『やっつけ仕事』になっちゃった」

 そんな経験はないでしょうか。

 私は、なかなか気分が乗らなくて、締め切りギリギリでようやくアウトプット! という仕事のやり方が習慣化してしまうことがあります。この連載でも、以前、「なぜ人は締め切りに追われてしまうのか」で大反省をしました。

 今回は、締め切りに追われずに、さらには「やっつけ仕事」で終わらせないために、何をすべきなのか、アカデミックな知恵を借りて、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。

インプットばかりでアウトプットがおざなりに……

 私は、ビジネスパーソンとしての活動と研究者としての活動を平行して行っています。良質なアウトプットをするために欠かせないのは、新しい知見のインプットです。話題の書籍を読んだり、論文をリサーチしたり、さまざまな場所・人・ものからインプットを行っています。でも、気づくとインプットばかりで肝心のアウトプットがおざなりになってしまうことが……。

アウトプット? できてないですよ。インプットに夢中になっちゃって… (C)PIXTA

 こうした傾向は、論文制作に励む研究者も陥りやすく、いつまでたっても論文が書けない人って案外、少なくないんです。

 それで先日、研究者の大先輩に相談してみたのです。すると、こう言われました。

 「習慣は才能を超えるよ」

 ……?  詳しく聞くと、「とにかくやれ! とにかく書け! そして、そのアウトプットが完成するまで、ほかのことで満足度を上げるな!」と……。

 「いやいや、でも、その肝心の、『書くことができないから』、困っているんですよ」と食い下がってみたところ、こんな本を紹介してくれました。

“Professors as Writers A Self-help Guide to Productive Writing” Boice, R (1990)

 この本の中には、「気分が乗ってから作業に取り掛かることが、いかに非効率か」ということが実験から示されています。そして、「習慣化して強制力を持たせることが、良質なアウトプットにつながる」ということも書かれていました。

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崔真淑(さい・ますみ)
崔真淑(さい・ますみ)
マクロエコノミスト。Good News and Companies代表。昭和女子大学現代ビジネス研究所研究員。化粧品会社エイボン・プロダクツ社外取締役。1983年生まれ。神戸大学経済学部、一橋大学大学院(ICS)卒業。大和証券SMBC金融証券研究所(現:大和証券)では株式アナリストとして活動し、最年少女性アナリストとして株式解説者に抜擢される。2012年に独立。経済学を軸にニュース・資本市場解説をメディアや大学等で行う。若年層の経済・金融リテラシー向上をミッションに掲げる。公式ホームページ
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