【1】毎月の支出を確認する

<準備するもの>
・記帳した通帳あるいは、ネットバンキングの場合は利用明細画面
・クレジットカードの明細書

 分かっているようで、意外とあいまいなのが毎月の貯蓄です。

 シングルの人の場合、自分で自分のお金が全て自由になることから、「お小遣い」という金額が決まっていない人が多いのですが、お小遣いとして使っているお金の代表格はカフェや洋服、化粧品や美容院…といろいろあるはず。この機会に、自分が使っているお金の整理をしていきましょう。

 なお、毎月使うものではないけれど、化粧品や美容院などのように定期的に発生する支出もあります。「美容院は2カ月に1回1万円」というのなら、「1カ月あたり5000円」として、ざっくりでいいので1カ月相当分を1カ月の支出として書きましょう。

 支出の多くは、通帳記入やネットバンキング、クレジットカードの明細を確認すると、お金の出入りが分かります。現金で自分が使っているお金を、しっかりと把握してみてくくださいね。

 何度も言いますが、この記入の目的は全体像を把握すること。細かなところにこだわって挫折するよりも、大雑把でいいので書いてみることが大切ですよ。

 主な支出の項目は次の通りです。

・食費
・日用品(シャンプーやトイレットペーパーなど)
・自分の楽しみのためのお金(レジャー、お小遣い、おしゃれ代など)
・水道光熱費(電気、ガス、水道代)
・通信費(プロバイダー、携帯、wifi、NHK、新聞代など)
・交通費(電車、ガソリン、ETCなど)
・健康医療費(医療費、サプリメント、コンタクトレンズ代など)
・住居費(住宅ローン、家賃、管理費、修繕積立金、駐車場代など)
・その他ローン(奨学金、エステローンなど)
・保険料(保険会社の保険料)
・その他
・子どもの教育費

【2】特別な支出を確認する

<準備するもの>
・記帳した通帳あるいは、ネットバンキングの場合は利用明細画面
・クレジットカードの明細書
・今年の手帳

 毎月発生しないけれど、ときどきやってくる特別な支出は、実は家計のクセモノです。

 「来年の手帳でお金を賢く使う人になる 書き方は簡単!」でもお伝えしたとおり、今年1年の支出を振り返りながら、毎月の定期的な支出以外に発生した支出を書き込んでいきましょう。1年分を洗い出してみると、意外とまとまった金額になったりするものです。

 主な項目は次の通りです。

・健康医療費
・住居費(更新料やボーナス返済、固定資産税など)
・その他ローン
・保険料
・その他(車検代の1年分、車の税金、旅行代、帰省費、冠婚葬祭費、交際費など)