このように、一口に「子どもがいない女性が亡くなった場合の遺族年金」といっても、遺族年金を受け取れる状況は様々です。
厚生年金保険料を納めているのに不公平じゃない?
もしもあなたが独り暮らしの会社員なら、「厚生年金保険料を納めているのに、自分が亡くなって遺族年金を残せない」と考えると不公平な気持ちがするかもしれません。
しかしながら、年金制度は助け合いですから、遺族年金を受け取る人がいないということは、あなたが亡くなったときに経済的にサポートしなければならない人がいないことを意味しています。つまり、民間の死亡保険の必要性も低いのです。
また、結婚していても子どもがいないのなら、夫は独身に戻るだけなので、夫に収入があれば、やはり妻が民間の死亡保険に入る必要性は低くなります。
もしもの不安があるときこそ、国の社会保障を思い出して、不要な保険をカットしませんか。そして、その浮いたお金を貯蓄や今必要な支出のために使える家計につくり替えていきましょう。
保険を考えるときのポイントはこの記事「独身女子のギモン『保険は入ったほうがいい?』の答え」 で確認しましょう。
文/前野彩 写真/PIXTA
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