「今年は貯蓄を頑張ろう!」と決意し、月末を迎えると、ふと「私の食費って多いのかなぁ」「ひとり暮らしの電気代っていくらぐらいがいいんだろう」と、平均値が気になってくるという人もいるようです。

 平均値は、あくまでも「目安」であり、あなた自身のお金の使い方とは異なって当たり前ですが、それでも「知りたい!」と思う気持ちは自然に湧いてきますよね。そこで、今回は、平均の支出データをご紹介しましょう。

私って平均より使い過ぎなのかな? (C) PIXTA
私って平均より使い過ぎなのかな? (C) PIXTA

支出の平均額が知りたい!

 次の表は、世帯人数別の1カ月の食費、水道光熱費、被服費および履物、家具・家事用品の平均額です。例えば、電気代のように、寒さ・暑さによって変動する支出もありますが、これはそれらを含めた1年間での平均値です。自分が気になっている支出が平均額よりも高いようなら、まずは平均額を目安に見直す意識を持つといいですね。

総務省家計調査(平成28年)を基に作成
総務省家計調査(平成28年)を基に作成

食費の平均から分かること

 家族が多いほど食費が高くなるということは、皆さんが想像されている通りだと思います。注目してほしいのは、食費の中の「(うち外食費)」です。

 外食費は、一人暮らしの人も、5人家族の人も、平均額ではあまり差がありません。頻度と1回あたりの回数が影響しているのかもしれませんね。

 そこで、自炊等の自宅で作って食べる食費を計算してみましょう。外食費を除いた食費を計算したのが次の表です。

総務省家計調査(平成28年)を基に作成
総務省家計調査(平成28年)を基に作成

 食費と外食費を分けて家計を管理したい人は、上記の平均データを参考に、食費をコントロールしてみてくださいね。