2018年になり、「今年こそお金を貯める!」と思った方は、たくさんいらっしゃることでしょう。そこに「いつ」「何に」「いくら」という、具体的な期日・目的・金額はありますか? この3つを考えると、お金を使うゴールは、今年だけの目標ではないことに気付きます。今年の貯蓄目標に、人生100年の視点を加えてみましょう。

未来の自分 いつ、何にいくらお金をかけたい? (C) PIXTA
未来の自分 いつ、何にいくらお金をかけたい? (C) PIXTA

ライフイベント表を書いてみる

 ライフイベントとは、例えば2年以内に資格取得、3年後に結婚、5年後に出産、10年後にはマイホーム……というように、将来、自分のやりたいことややらなければならないことなどの予定のこと。このライフイベントを、数十年先の未来年表に落とし込んだものを、ライフイベント表といいます。

 次の記入見本をご覧ください。

 今年をスタートにして、自分や家族の年末時点での年齢を書いて、あとは、将来の夢や希望、決まっている予定などを書けばいいだけ。これでライフイベント表の完成です。書き方はとっても簡単ですね。

出典:本気で家計を変えたいあなたへ ~書き込むお金のワークブック<第2版>」前野彩著、日本経済新聞出版社
出典:本気で家計を変えたいあなたへ ~書き込むお金のワークブック<第2版>」前野彩著、日本経済新聞出版社

 普段から漠然とでもやってみたいことや気になることはあるでしょう。例えば、「海外旅行をしたいな~」とか「いつかは家を買いたいなぁ」「子どもが成長したらお金がかかるなぁ」など、ふと思ったりしませんか?

 思うだけだとそれで終わりですが、そこに、「いつ」「何に」「いくら」という3つのキーワードが明確になると、具体性が出てくるのです。

 新手帳に書くもよし、エクセルなどを使って表にするもよし! 数年先、数十年先の自分の人生の将来年表を書いてみましょう。