バラエティー番組から学べること

 私は、ラブグラフの同業はディズニーランドだと思っています。ジャンルは違えど、人を楽しませ、幸せな気持ちにする点は共通しているからです。

 その点は、バラエティー番組にも通ずるところがあると感じています。バラエティーは基本的に見ている人も楽しいし、本人たちも楽しそうで、幸せが連鎖していますよね。「アメトーーク!」や「しゃべくり007」を録画しておいて、学べることはないかなあと思いながら見ます。

 それで、「この感覚いいな」とか、「今笑いが起きたのはなぜか?」とか、何か気付くことがあった瞬間に文章化してツイートする。発信することを意識しないと人に伝わる文章が上達しないので、一つの訓練だと思っています。反応も来るし、リツイートもたくさんされたりするので、それがまた一つの指標になります。

バラエティー番組は「真剣に」見ているという村田さん
バラエティー番組は「真剣に」見ているという村田さん

 仕事をしていてうれしかったのが、「ラブグラフを使ってすごくよかったから、周りの人に勝手に布教している。みんなも使って」というツイートを見かけたときです。こちらからお願いするのではなく、自分からアンバサダーのように広めてくれるというのはまさに私が願っていたこと。また、最初はカップルで撮影して、次は結婚したとき、その次は赤ちゃんが生まれたので家族写真で、というふうに利用してくれるケースもあります。その人の人生に寄り添うような使われ方は本望ですし、だからこそ、思いの詰まったブランドを守り、広めていかなくてはと思いを新たにしています。

ラブグラフのロゴは村田さんがデザインしたもの。「ハートマークを使った企業ロゴって、あまりないですよね」(村田さん)
ラブグラフのロゴは村田さんがデザインしたもの。「ハートマークを使った企業ロゴって、あまりないですよね」(村田さん)

25歳 この先のライフイベントも大切にしたい

 今の私の生活は仕事が8、プライベートが2という割合です。起業したときには先のことはそれほど考えていませんでしたが、結婚や出産といったライフプランも意識する年齢になってきました。

 一般的にスタートアップ企業の女性経営者は出産などが難しいというイメージがあるかもしれないですが、そこで屈したら後も続かないし、私は仕事も家庭も両方大切にしたい。仕事中心の生き方ももちろんありだと思いますし、結婚するかしないかは人それぞれ。ですが、「自分で選択できること」がとても大切だと思うのです