キレイも、キャリアも、ハッピーも手に入れる! 自分らしく輝く、すべてのワーキングウーマンのための総合イベント「WOMAN EXPO TOKYO 2017」が、5月20日(土)、21日(日)に東京ミッドタウン(東京・六本木)で開催されます。21日(日)には、みずほフィナンシャルグループでキャリアを築いている二人の女性リーダーがトークセッションを行います。仕事も家庭も両立させながらキャリアを重ねる女性リーダーの経験談は、きっとあなたのキャリアパスの参考になるでしょう。
 前回に続き、登壇者のインタビューをお届けします。今回は、みずほ銀行で副支店長を務める渡辺真弓さんにお話をお伺いしました。

夫と家事分担して両立を図る

 渡辺真弓さんは、みずほ銀行恵比寿支店の副支店長。3人の副支店長の中では最年少。三つの課を所管し、パートスタッフも含め40~50名をまとめています。

みずほ銀行恵比寿支店 副支店長 渡辺真弓さん
みずほ銀行恵比寿支店 副支店長 渡辺真弓さん

 「出産後も働き続けようと思ったのは、最初の妊娠を報告した上司に、『おめでとう! で、いつ戻って来るの?』と聞かれたときです。仕事は一時中断しますが、復帰して同じように働くことを求められていると強く意識し、家庭と両立しながら、いずれは基幹職の男性と同様にキャリアアップしたいと思いました。でも、二人目の子どもも欲しいし、果たして自分にできるかと、不安を抱えつつ働いていました」と渡辺さん。

 不安を払拭できたのは、本部の社内広報誌制作を担当して3年目の頃。産後復帰した先輩方の話を聞く機会に恵まれ、参考になったといいます。同期の女性行員たちも次々と出産してママネットワークが広がりました。育児が退職理由やキャリア中断の理由にはならない、という考えが行内に浸透したことも、背中を押してくれました。

 それでも「育児と仕事の両立では壁にぶち当たってばかりです。両方とも中途半端で、今でも、これでいいのかと考えます」という渡辺さんは、家では夫に、職場では仲の良い先輩に心情を話すことで、悩みをため込まないようにしているとのこと。

 「夫は、協力できることは全部すると言ってくれ、徐々に夫の分担範囲が広がって、今では家事分担はほぼ半々までになりました。夫が朝食を作って子どもを送り出し、夏休みのお弁当も作ってくれます」。渡辺さんは、子どもたちを自分の手で育てたい、手をかけて作ったものを食べさせたい、という気持ちが強いので、夫と話し合いつつ、家事の時間を捻出する努力を続けています。そして、実家、友達のママさん、家事代行など、あらゆる手段を使って両立しているのです。

 現在は、小学校1年生と5年生の男の子の母親として、PTAやスポーツ少年団の役員など、多くの役割を果たしています。