応用編:自分の手と足を入れて撮影する

 ビーチの写真でよく見かける、足元が入っている写真。またはすてきな靴とかわいいタイル貼りの床のコンビネーション、おいしそうにスナックをつまむ手……。

 インスタグラマーは「自分の手足」もしっかりと写真に活用します。この技もぜひ習得してください。では実際にどのように写りこませればよいのでしょうか?

写したい物を手に持つ
写したい物を手に持つ
写したい物を手に持つ

 まずは簡単な方法から。そのお店で買った物を手に持って、フレームインさせればOK。背景にお店の看板も入れてみました。手が入ることで臨場感が出て、インスタグラマーらしい写真が完成します。

 有名なインスタグラマーさんにもなると、こうした写真を撮るために、わざわざネイルにこだわる方もいらっしゃるほどなんです。さすがにそこまでは必要ありませんが、お店の看板と商品を持つ手は抜群の相性です。

 ちなみに片手でアイテムを持ちながら、もう片方の手でカメラのボタンを押せばいいので、一人のときでも簡単に撮影できる手法です。

ナイフとフォーク(箸)を持つ手を入れ込む
ナイフとフォーク(箸)を持つ手を入れ込む
ナイフとフォーク(箸)を持つ手を入れ込む

 少し難易度高めですが、料理の写真を撮影するときに、カトラリーを持つ手を入れるのは非常に有効な手法です。料理をただ平置きした物撮りの写真よりも、ナイフとフォークを実際に持っている手を入れることで、ぐんとおいしそうな印象になります。

 ただし、この手法は一人では撮れず、協力者が必要です。誰かいるときに試してみてくださいね。

足を入れてみる
足を入れてみる

 お気に入りの靴をおろしたとき、お気に入りのネイルをしたとき。あるいは、街を歩いているとき出合った道路のペイントや床装飾など、足元は意外にもシャッターチャンスの宝庫です。

 そんなときに役立つのが、自分の足を入れて撮る方法です。

 ただそのまま写真を撮るなら、誰でもできます。しかしそこにあえて自分の足をフレームに入れ込むことで、実際にその場所に行った記録にもなりますし、自分にしか撮れない、世界でたった1枚の写真が完成します。

 ポイントは、足を入れすぎないこと。足の甲半分以下にまとめて、写真のバランスを整えましょう。

 この手足を入れ込んで撮影する方法は、コツをつかめば非常に簡単です。簡単なのに、おしゃれ度が格段に増します。是非、実践してみてください。

文・写真/三浦マキ
※写真に写っているアイテムは私物です