実践編:お花や植物をプラスして撮影する
写真を撮る際に小物を利用するとすてきな1枚になる――ということは、前のページで見てきました。ここでは、フレームの中に、どう小物を置くとよいのか、順を追って見て行きましょう。小物をフレームインしてみて、どこに置くのが効果的なのかをいろいろ試してみるのがコツです。
では、「おいしそうな朝ごはん」をテーマに、グラノーラの撮影で実践していきたいと思います。
かわいらしいグラノーラのパッケージを撮る例です。黄色で写真映えしそうな鮮やかな器にグラノーラとヨーグルトを入れて……と、おしゃれな写真が撮れそうなアイテムはそろっています。
グラノーラにヨーグルト、黄色の器……それぞれのよさをもっと生かし、「『いいね!』を押したい」と思ってもらう1枚にするには、まず、視点を変えてみましょう。視点を変えてみることは、第1回 「インスタ撮り おしゃれ感の極意は動きと○○に」でも紹介しましたが覚えていますか?
ここでは、斜め上からの視点から、真上から見下ろす視点に変えてみます。
上から撮影することで、ぐんとインスタグラマーらしい写真になりますが、今回はさらにもう一歩進み、小物を利用したいと思います。そこで、ちょっと周囲を見渡して、私の家のダイニングテーブルにあった観葉植物を使ってみることにしました。緑(植物)を入れるだけで彩りが増え、写真に動きが出てきます。
でも、これだけではまだ少しそれぞれのアイテムの間にある余白が気になるので、もう一つ観葉植物を加えてみました。バランスが整い、思わず投稿したくなるような写真が完成します!
同じ物を撮影したはずなのに、全く違う印象になります。
このように、周囲にある物をとりあえずフレームに入れ込むことを心掛けてみましょう。たったそれだけで、1枚の写真が見違えるように変身します。
それでも、「そんなにかわいい小物がない」「小物選びのコツが分からない」など疑問があるかと思います。そんなときに役立つ、とっておきの裏技を次にご紹介しましょう。