自分はどんな仕事に向いているのか、どんな働き方をしたいのかは、働く中で見えてくるということもあります。入社してすぐに「私がやりたかった仕事はこれじゃない。この会社は私に合っていないのかもしれない」などと気づいてしまうことも。とはいえ、実際は「新卒入社して1年も経たずに転職するなんて、長続きしない人だと思われそう」と、転職を躊躇する人も多いのでは。今回は新卒入社1年目に転職活動をした第二新卒転職ストーリーをお届けします(後編)。


エージェントを利用するときの翔子さんの工夫

 入社半年の翔子さんは、エージェントを利用して転職活動を行う際に、気をつけていたことがありました。それは、「エージェントに行くときから面接が始まっている、という気持ちで臨む」ということです。

エージェントに行くときから選考は始まっている (C)PIXTA
エージェントに行くときから選考は始まっている (C)PIXTA

 人材サービスの営業をしていた経験から、「エージェントからの評価も大切」と考え、身だしなみもきちんと整え、気を抜くことなくエージェントでの面談に臨んだのだそうです。

 また、求人情報についてもあらかじめよく調べておき、希望に近い求人情報を社名を挙げて、伝えるようにしていたそうです。

「やはり具体的な会社名や職種名を挙げると、イメージが伝わりやすいと思います」

 そして、転職活動で受けた面接で、翔子さんは新卒での就職活動の面接との違いを感じます。