仕事の成果を数字で残しておく

――転職活動を通して、ご自身でやって良かったこと、気を付けていたことはありますか?

山本さん:やっておいて良かったことは、前職での仕事の成果を目に見える数字で表せるようにして残しておいたことです。もともと社内で報告するためにやっていたことですが、職務経歴書を書く際に役に立ちました。

 また、これも月並みではありますが、面接では、なぜその会社の事業に興味を持ったのか、やりたいと思ったのかを話すようにしていました。そこがうまく話せなかった企業はやはり落ちましたね。サイボウズの場合は、働きやすさやユニークな人事制度も大きな特徴ですが、グループウェアという製品自体にとても魅力に感じていました。働く人のコミュニケーションの真ん中にある誰もが使う製品ですから、プロモーションでもやりがいがあるだろうと思いました。

――今、実際にサイボウズで働いていていかがですか?

山本さん:自由度がとても高く、前の会社ではできなかったようなことにチャレンジできています。もちろん、サイボウズもキラキラしているばかりではなく、問題がないわけではありません。ですが、そうしたことをオープンに議論し、改善できる風土があるので、以前よりもずっと前向きに仕事ができています。周りの若手もとても優秀なので、日々刺激を受けています。

【サイボウズへ転職をした二人の転職ストーリー】

1.あの人気企業サイボウズに転職した女性の転職ノウハウ(今回の記事)
2.転職はキラキラバリバリな人だけがすると思っていた

文/井上佐保子 写真/鈴木愛子