「転職で年収が上がった」ら、それだけで嬉しいものですが、「転職で年収が100万円アップ」という、聞くだけでウキウキしてくるような転職をしている人もいます。「いったい、彼女たちはどんな転職をしたの?年収アップの秘訣は?」気になりますよね。ということで、日経ウーマンオンラインと働く女性のための転職サイト「日経WOMANキャリア」が合同で実施した転職についてのアンケートから、実際に転職して年収が100万円以上上がったと回答した方に追加取材し、それぞれの転職事例をご紹介。第3回は、「語学力や資格を生かして」年収アップしたお二人をご紹介します。
【転職で年収がアップする秘訣】
■第1回 転職後に年収100万アップ 500万円超えの秘訣
■第2回 時短契約社員が正社員転職 年収は170万→570万
■第3回 転職で年収600万円を超えた30代女子のやったこと (今回はココ)
転職で何をかなえたいのかを明確に こだわりを貫く
35歳
小売・営業企画(520万円) → 医薬品製造・営業企画(690万円)
佐々木さんが年収アップ転職をしたのは、30歳のとき。転職のきっかけはなんと、「会社の存続が危ぶまれたため」。
もっと将来性のある会社で働きたい、そして、英語力を生かした仕事がしたい、そして願わくば、年収もアップさせたいという思いから、転職活動を始めました。
ポイント 1◆転職先候補を外資系に絞り、専門のエージェントを活用
佐々木さんのこだわりは、英語力が生かせる仕事。以前からTOEICの勉強を続けていたので、転職をするなら、ぜひ英語を使って仕事をしたいと考えていました。
そこで、登録したのは外資系企業専門のエージェントでした。「応募のやり取りもすべて英語でしなければなりませんでしたが、そのこと自体がとても勉強になりました」。
ポイント 2◆同時に複数の会社の内定を得たことで、年収交渉が有利に
佐々木さんは、エージェントを通して、同時にいくつかの会社に応募し、現在の会社の他にも複数の会社から内定を得ていました。
それによって、他の会社からも必要とされていることをアピールすることができ、年収交渉も有利に進めることができたのだそうです。
以前の会社よりも、年収も待遇も良く、将来性を感じる会社なので、安心して働けているという佐々木さん。「年収がアップした分、出費も増えたので、生活自体はそれほど変わっていませんが、転職にはとても満足しています」とのことです。