答えあわせをしてみましょう!

問題1

 答えは1.デビットカードです。

 デビットカードは、銀行の預金口座と紐付けられた決済用カードのことで、決済すると代金が即座に口座から引き落とされます。口座残高がそのまま利用限度額なので、使い過ぎる心配がありません。使い方は、クレジットカードと同じ要領です。

 また、Visaのデビットカードでは海外のATMで現地通貨を引き出すことができます。

問題2

 答えは3.カメラを紛失したときの補償です。

 クレジットカードには付帯の保険があるのを知っていますか?

 海外旅行保険にもさまざまなものがありますが、一般的なもので主に補償される内容は次のようなものがあります。

 海外旅行に行く前に自分のカードの補償内容を確認し、そのうえで海外旅行保険に加入しておくと安心でしょう。

病気やケガの死亡保障・後遺障害
病気やけがの治療費用
賠償責任(誤って他人にケガをさせたり、他人の物を壊した場合の損害賠償補償)
携行品損害(バック、カメラ、衣類、腕時計など)の携行品の破損や盗難の補償
救援者費用(捜索救助費用や家族が現地に行く交通費・滞在費用などの補償)
航空機寄託手荷物遅延費用(手荷物が届かない場合の身の回り品を購入費の補償など)
航空機遅延費用(出発遅延・欠航・運休により代替機を利用できない場合の宿泊費などの補償)
緊急一時帰国費用
入院一時金(病気やケガで2日以上続けて入院した場合の一時金)

 カメラを紛失した場合は、残念ながら補償の対象外となることが多いでしょう。もしもこれが紛失ではなく盗難であった場合は補償されることもあります。

問題3

 答えは2.現地の治療費−日本で同じ病気になった場合の治療費です。

 海外で病気やケガをして現地の病院で治療を受けた場合、日本に帰国してから申請をすれば、支払った医療費の一部が支給される「海外療養費支給制度」という制度があります。

 それならば安心…という訳ではありません。

 治療費が日本より高い国に行く場合は、日本での治療費との差額が大きくなり自己負担額が増します。

 また、海外療養費の支給対象となるのは、日本国内で健康保険適用となっている医療行為のみです。個室などの差額ベッド代、美容整形やインプラントなど、日本国内で保険適用となっていない医療行為や薬が使用された場合は給付の対象になりません。治療目的の渡航による医療費も支給対象外となります。

 ですので、海外療養費制度を補填するという意味で、海外旅行保険に加入しておくとさらに安心です。

 問題2の保険と合わせて、旅行前にいま一度、ご自身のクレジットカードに海外旅行保険がついているかを確認しておきましょう。