格式高い式場は「一見地味」がちょうどいい

 「格式の高い式場で行われる結婚式の場合、品の良さときちんと感を重視して」と植村さん。「一見すると地味かな?」くらいがちょうどいいそうです。

 「高級感のある生地のワンピースやアクセサリーに本物のパールを合わせれば、お祝いの気持ちを表したドレスアップになります」(植村さん)

アイテム別に、選ぶときのポイントを伺いました。

<ワンピース>
・袖があって一枚で着られるものを選ぶこと
・生地に適度なハリと上品な光沢があること
・ネイビー、ブラックなどの落ち着いた色がベスト
・膝が隠れる丈がマスト

 「フォーマルの装いなら、シンプルなデザインのワンピースが一番。シンプルだからこそ、シルエットや着丈にはこだわりましょう。試着をして、ウエストの位置が合っているか、腕がキレイに見える袖丈か、などじっくりとチェックを。違うサイズを試着して着比べたり、試着室から出て少し離れた場所から鏡を見たりするのも、本当に似合うワンピースを見つけるコツですよ。

 当日履く予定の靴か、ヒールの高さが同じくらいの靴で試着に行くと、実際に着たときの見た目が分かります。バランス良く見える丈のものがない場合は、裾出しや丈詰めも考えましょう」(植村さん)

<小物>
・靴とバッグは、正統派デザインのシンプルでかっちりしたものを
・靴とバッグの色はブラックが無難。ワンピースと同じ色のものでも○
・アクセサリーはシンプルなパールネックレスとピアスを。できれば本物のパールがベスト

 フォーマル度の高い着こなしは、合わせる小物も上質でシンプルなものを選ぶことが大切だそう。「靴とバッグは同色でそろえるのが基本ですが、パールのアクセサリーと合わせてバッグをオフホワイトにするのもすてきです。同色にする場合、ラメ素材のバッグとスムースのパンプスなど、素材を変えるとさみしくなることもなくまとまります」と、植村さん。