ストールは主役ではないので、洋服に合わせやすい色を選んで

川上さん「ピンクは確かに春らしいかもしれませんが、色そのものの特徴があるがゆえに、印象が強くなりがちです。『いつもあのピンクのストールの人』というイメージを植え付けてしまいかねません。ストールは主役ではなく、あくまで小物の一部。万能な1本を持つなら、洋服に合わせやすい、淡い色合いがオススメです

 淡い色ということは、肌色に近いベージュピンクなどはOKですか?

特徴その4.寒色系の淡い色

川上さん「ベージュ系は、物によっては顔色のくすみを拾ってしまう可能性があるので、気を付けて。明るめのグレーやグレイッシュなブルーなどの寒色系は顔映りもよく、ベーシックやカラーのアイテムまで、手持ちの服とコーディネートしやすいと思います」

 次回は正方形ストールを使って、20秒でできる簡単なストールの巻き方3パターンを、川上さんの実演付きでレクチャーしていただきます。


この人に聞きました
川上さやか
川上さやか(かわかみ・さやか)
スタイリスト。銀行で6年半勤務した後、27歳からスタイリスト・佐藤佳菜子さんに師事し、2013年に独立。現在は「Oggi」などのファッション雑誌やウェブサイトなどで活躍中。ベーシックを基本に、働く女性の日常に適したシンプルで上品なスタイリングに定評がある。

文/樋口可奈子 写真/小野さやか、スタジオキャスパー