まだまだ寒い日もありますが、日差しはすっかり春めいてきました。重いコートを脱いで明るい色のトップスを着たくなる季節ですが、足元の更新もお忘れなく。「oggi」などで活躍する人気スタイリストの川上さやかさんに、春の足元の基本コーデを教えてもらいました。

【第1回】意外と間違えている春のタイツ選び おしゃれの正解は?(今回はここ)
【第2回】まるで素足な5本指 スタイリスト注目最新ストッキング

タイツをはくなら20~30デニールを。ポイントは「透け感」

川上さん春の足元のポイントは、とにかく『透け感』です。20~30デニールのタイツを選ぶと、肌色が透けて春らしさが出ます。ストッキングより暖かいので、薄手のタイツは3月から4月にかけて大活躍すると思います」

 冬物のタイツは70~80デニールくらいの厚さが多く、透け感がないためこの時期には重たく見えてしまうそう。薄手のものに変えれば、タイツはまだまだはいてもいいんですね。

川上さん「でも、黒だけはNGなんです!」

 「20~30デニールの黒はどうしても雰囲気がセクシーになり過ぎてしまうし、冠婚葬祭のイメージも。オススメはカーキ系やグレーなどのニュアンスカラーです。肌色とマッチしやすく、春にはぴったりです」

 ニュアンスカラーは洋服とのコーディネートが難しそうですが、どんなボトムと合わせたらよいのでしょうか?

川上さん「ボトムの色だけでなく、全身のバランスを見るのが大事です。タイツの色を他のアイテムで拾えていたら大丈夫ですよ」

 次のページからは、川上さんオススメのタイツに合わせたコーディネートを紹介します。