幹事は持ち回り制にして、大変さを分かち合おう!

 いくら頑張って忘年会を成功させたとしても、何かとケチをつけたがる人はいるもの。だからこそ、幹事は持ち回りにすることをおすすめします。やってみると意外に大変なことが分かってもらえて、文句も出なくなるはず。幹事の苦労を知れば協力的になり、日程調整などもスムーズに行えるので、若手ばかりに任せたりせずに全員で面倒を分かち合いましょう!

忘年会を成功させるポイント

◆日ごろからアンテナを張り、いいお店を把握しておく
◆公私ともに活用できる「Myミシュランガイド」
◆日程調整は偉い人のスケジュールを優先
◆精算がスマートなら不満が出ることもなし
◆幹事役は持ち回り制にしよう!

やる子 「おお、なんと事細かに……! 勝てる、勝てますよ、姉さん。このやり方なら、今年の忘年会は私の圧勝です!」

すずまり姉さん 「やる子、落ち着いて。一体、何と戦っているの……? まあ、役に立ったならいいけどね。場所も決まったことだし。このお店はコスパも接客も最高よ。以前、接客が今イチなところに行ったときなんて、隣のデスクのシバケンさんが店員さんにビールこぼされて大変だったんだから。濡れそぼった犬みたいになっていて、思わず全身を拭いてあげたくなったわよ」

やる子 「姉さん、それ、拭く部位によってはセクハラになるので、気を付けてくださいね」

すずまり姉さん 「大丈夫、ちゃんと思いとどまったから。それよりあ~た、二次会はどうする? やっぱりカラオケ? 何が聞きたい? やっぱりピンク・レディー?」

やる子 「先週からピンク・レディー、引っ張りますね。どんだけ好きなんですか」(編集部注:前回の記事「そのパワポは不要 『手書き』で残業が減る資料作成術」でもピンク・レディーの歌を披露)

すずまり姉さん 「やっぱり永遠のアイドルだからね。何か気分が盛り上がってきちゃった。ちょっとやる子、これからカラオケで練習して、忘年会で一緒にやらない? 私、ミイちゃんね!」

やる子 「いやいやいや、やらないし、ケイちゃんもできないですから」

すずまり姉さん 「あー、楽しみ! どの曲にする? やっぱり『波乗りパイレーツ』か『世界英雄史』かしらね」

やる子 「ううっ、全然聞いてない。しかも、どっちも知らない曲だし……」

 ノリノリのすずまり姉さんに戸惑うやる子ですが、無事、忘年会の準備は完了。感謝の意味も込めてカラオケに付き合い、ピンク・レディーを踊り明かすのでした。さて、次回は年末に向けた大掃除編。仕事の効率がアップする整頓術をお伝えしますので、乞うご期待!

文/石川由紀子 キャラクターイラスト/小迎裕美子 写真/PIXTA

【参考】
調整さん
keisan