1時間のうち、パソコン作業は40分! 残りは休憩&準備に充てる

 長時間、パソコンに向かって作業をしていると、体に不調をきたすことがあります。代表的な病気が「VDT症候群」。VDTとはVisual Display Terminal の略で、パソコンやテレビなどのディスプレーを使った長時間の作業により、目の疲れや乾き、肩凝りといった症状を引き起こすものです。体面だけでなく、時にはイライラや不安感など、メンタル面に影響を及ぼすことも。

頑張り過ぎて生産性が落ちるのは本末転倒

 私も以前、根を詰めて原稿を書き進めていたところ、突然、目の痛みを感じたことがあります。この痛みは15日間も続いたので、生産性がガクンと落ちることに……。頑張り過ぎが裏目に出た結果ですね。

 このとき、医師に言われたのが「パソコン操作は40分まで」というお言葉。そこで思い切ってパソコンから離れたところ、不思議なくらい痛みが消えたのでした。

パソコン操作40分を軸にタイムマネジメント

 この経験をきっかけに始めたのが、1時間単位のタイムマネジメント。内訳は、パソコン操作40分、休憩10分、準備10分です。40分作業したら10分の休憩を入れてリフレッシュ。遠くを見たり、ストレッチをしたり、お茶を飲んだりしています。サボっているように見られる心配があるなら、席を立ってトイレへ行くのもいいでしょう。

 そして休憩後の10分は、準備に充てます。最初の5分は書類を片付け、必要なものを取り出す準備タイム。残りの5分は作戦タイムとして、次の40分の段取りを確認します。

時間を区切ることで、メリハリがついて集中力アップ

 このサイクルで得た最大のメリットは、メリハリがつけられるようになったこと。40分で成果を出そうとするので集中力が高まり、ムラなく継続して成果を上げられる習慣が付きました。

集中力が上がり、ムラなく継続できる60分
集中力が上がり、ムラなく継続できる60分