やらなきゃいけない仕事はあるけれど、つい後回しにしてしまう……。そんなこと、ありませんか? 「まだ時間があるから」とか「モチベーションがイマイチ上がらない……」などと言い訳をしていると、納期はあっという間にやって来ます。直前で焦らない人になるには、どうするべき? すずまり姉さんに教えてもらいましょう。
気分が乗らないから後回し…。それだと仕事は終わりません!
月末が近づくにつれ、慌ただしさを増す日経YARUKI社オフィス。いつも通りの光景ですが、なぜかやる子は心ここにあらずといった様子です。
やる子 「あ~あ、すずまり姉さんがいないとつまらないなぁ。早く出張から帰ってくればいいのに」
そう言いながら、スマホを取り出して操作し始めたところで、突然の着信! 画面に表示された「すずまり姉さん」の文字に驚き、やる子はうっかり「拒否」をタッチしてしまいました。
やる子 「うわ、間違えた! マズイ……」
慌ててかけ直そうとしたものの、もはや手遅れ。間髪を入れずに、再びすずまり姉さんから電話がかかってきます。恐る恐る応答したやる子の耳に入ってきた、彼女からの第一声は……。
すずまり姉さん 「……電話、拒否ったでしょ」
やる子 「ひっ! 姉さん、すみません! スマホ触ってたところだったから、操作を間違えちゃって……」
すずまり姉さん 「ほほう、この忙しい時期にスマホですかい。ずいぶん余裕あるようだけど、例のプロジェクトの件は進んでるの?」
やる子 「あ、いや、それが、どうにもモチベーションが上がらなくて。でも、明日からちゃんと取りかかりますから!」
すずまり姉さん 「明日から……? あ~た、それじゃダメダメよ。今日、帰る前に手を着けなはれ。そしたらサクサク進むんだから」
やる子 「ん? どういうことですか? 教えて、すずまり姉さん!」