何とか改善したい! メールの無意味な独自ルール
会社によっては、メールに独自のルールを設けていることもあります。私が見聞きしたのは、CC欄の順序。部長、課長、係長というように、役職が高い方から入れていかないと、ご本人からお叱りを受けるというお話です。聞いたときは、思わず「時間がもったいない……」と口に出してしまいました。そんなことに時間をかけても、業績は上がりませんから。こうした無意味なルールがあるなら、ぜひ改善を呼びかけていただきたいですね。
◆「ミラー返信」で相手との距離感を測る
◆簡潔なメールにフォローの一文を入れると好印象
◆メールにまつわるムダな独自ルールを改善しよう
やる子 「『ミラー返信』、使えますね! ネーミングも絶妙で、これなら忘れなさそうです」
すずまり姉さん 「これならって……。今までのノウハウは忘れていたみたいに言うわね」
やる子 「いや、そういう意味では……。あ、それよりもすずまり姉さん、添付ファイルは開きました?」
すずまり姉さん 「ごまかそうとして……。ま、いいわ。とりあえず、添付ファイルのほうが大事だし。……う~、オープン・ザ・セサミッ!」
やる子 「いやいやいや、英語にしたってダメなものはダメですよ。もう送り直してもらったほうが早いんじゃ……」
すずまり姉さん 「あっ、開いた! ほらね、効くのよ、私の呪文は。何なら、やる子の天敵の営業部長にも何か唱えとく?」
やる子 「こわ! シャレにならない気がするからやめてください。とりあえず姉さん、今年のハロウィーンは魔女のコスプレがいいと思います……」
不敵な笑みを浮かべて呪文を唱えるすずまり姉さんに、おびえるやる子。対照的な表情の二人は次回、どんなやり取りをしてくれるのでしょうか? それでは次回も、乞うご期待!
文/石川由紀子 イラスト/小迎裕美子 写真/PIXTA