取引先やお客様に丁寧な対応を心掛けているつもりが、実は時間をムダにしていただけだった……。すずまり姉さんによると、そんな残念なケースは、決して少なくないようです。では、相手に対して失礼でなく、上手に仕事を減らす方法とは? 早速、教えてもらいましょう!

(登場人物)

やる子(30歳)すずまり姉さん(40代) 左:やる子(30歳)/仕事に対しては真面目で、やる気も十分なのに、なぜかいつも空回り……。ミスやムダが多く、残業しているのは自分だけという状況もしばしば。

右:すずまり姉さん(40代)/効率よくスマートに仕事をこなす。過去に数多の過ちをやらかした経験からミス、ムダ、残業を忌み嫌う。厳しさと愛をもって全力で後輩を指導中。

残業で遅くなった! そんな時間に送るメールは迷惑?

 定時をとうに過ぎ、人気もまばらな日経YARUKI社オフィス。やる子のキーボードをたたく音だけが、カタカタと鳴り響いています。

やる子 「夏休み明けだと思ってたら、もう月末だし。あのときの私、なんであんなに気が抜けていたんだろ……。あ、ウーマン社の河合さんからメールが来た! 早速、返信しなくっちゃ」

 そう言ってメールを送り終えた瞬間、デスクの電話が鳴り響きます。

やる子 「え、誰だろ、こんな時間に。……はい、日経YARUKI社です!」

すずまり姉さん 「(電話口から)もすもす」

やる子 「も、もすもす? ……あっ、もしや、すずまり姉さんですか?」

すずまり姉さん 「よく分かったわね、そう、私。それよりもあ~た、今、私をccに入れてメールを送ったでしょ」

やる子 「電話口でそんなこと言うの、姉さんくらいですから。てか、レスポンス早っ! あ、もしかして何かミスしてました……?」

すずまり姉さん 「いや、内容はいいんだけど、問題は時間。もう夜の10時回ってるのよ。せっかく、隣のデスクのシバケンさんとバブルごっこして遊んでたのに、すっかり現実に引き戻されたわ」

やる子 「え、でも、届いたメールにすぐ返しただけで、電話じゃないんだし、よくないですか? てか、バブルごっこが激しく気になるんですが……」

すずまり姉さん 「メールだって、時間は気にするべきなの。詳しく説明するけど、今からいつものバーに来られる?」

やる子 「はい、すぐ行きます! 行くから、バブルごっこの詳細も教えてくださいねっ」

「はい、送信っと。あ~今日も遅くなったなぁ」 (C) PIXTA