使い終わったノートはあなたの成長の軌跡!

 マニュアルやアイデア、振り返りなどをつづったノートは、あなただけの知の宝庫。1年間で1冊としても3年で3冊、5年で5冊と、目に見える形で残ります。その1冊1冊は、あなたの成長の軌跡とも呼べるもの。後で見返せば励みとなり、さらなるやる気アップにつながるはずです。

ミスがなくなるノートの書き方ポイント

◆書いて忘れることで、次の仕事に集中できる
◆自分用マニュアルを作ろう!
◆一つの案件につき、1ページ1見開きが基本
◆インデックスを作り、必要なページを探しやすくする

やる子 「そうか、ノートにはノートの役割があるんだ。確かに、メモ帳に書いたら1枚ずつバラバラになっちゃいますもんね……。今日の打ち合わせで書いた分も、3件がごっちゃになってたし」

すずまり姉さん 「だべ? 裏紙メモ帳から進化しただけで満足せずに、ノートもちゃんと使いこなしてちょ」

やる子 「忘れるために書く、の意味も理解しました! 切り替え下手な私にはピッタリですね」

すずまり姉さん 「……忘れるといえば、私、今日な~んか忘れている気がするのよね……。あ、眉毛だ」

やる子 「ああっ、何か妙だと思ったら、描き忘れてる! 姉さん、そんな麻呂眉で1日、過ごしたんですか?」

すずまり姉さん 「そうでおじゃるよ。ま、気にしないで。おさらばじゃ!」

 驚くやる子を尻目に、眉毛を描くことのないまま帰路に就いたすずまり姉さん。意外とヌケている彼女のレクチャーは、まだまだ続きます。次回も乞うご期待!

文/石川由紀子 イラスト/小迎裕美子 写真/PIXTA