30歳、やる気はあるが「ムラ・ムダ・ヌケ」だらけのやる子に、経験豊富なすずまり姉さんが愛をこめて指南するコラム。今回は、「いつも探してる人」から脱却を図る、やる子奮闘記の続編。なかなか捨てられない書類の捨てどきをお送りします。
美デスクまでの遠い道のり…。捨てられない書類が多すぎる!
すずまり姉さんから、汚デスクを解消する整理術を教えてもらったやる子。急ぎの仕事を片付け、早速、美デスクを目指して整理整頓をスタートしました。が、しかし……。
やる子 「あ、この書類、初めて任されたプロジェクトの企画だ! 懐かしいなぁ。結構、苦労したんだよね」
書類を発掘しては思い出に浸り、を繰り返すため、一向に終わる気配がありません。むしろ、デスクはとっ散らかる一方。……となれば、すずまり姉さんのカツカツカツ! というヒールの音が聞こえてくるのも必然です。
すずまり姉さん 「ちょいと、やる子。何、この汚デスク……って、今、すごいデジャヴに襲われたわ! ……ほんの1日前に片付けるって宣言してたのに、これじゃヤルヤル詐欺じゃない」
やる子 「ああっ、すずまり姉さん! いや、書類がなかなか片付かないんですよね~」
すずまり姉さん 「ん~、どれどれ? 3年も前の企画書!? こんなの、もう必要ないでしょ」
やる子 「でもこれ、クライアントにすごく喜んでもらった企画なんです。すごく悩んだし、大成功だったから、何かの参考にできると思うと手放しにくくって」
すずまり姉さん 「それじゃあ、仕方ないわね……と言うとでも思った? こんな古い内容、これから使うことないってーの。そういう情は、整理整頓をする上では排除すべきよ。書類をスパッと捨てるにもコツがあるから、早速、伝授してあげましょ」