探し物にかける時間を仕事に回してスピードアップ!

 あるメーカーの調査によると、ビジネスパーソンが探し物をする時間は1日当たり平均37.5分だそうです。つまり、2日間なら1時間、5日間なら3時間以上もムダにしているということ。この分を仕事に回せば、いかにスピードアップできるかは簡単に想像がつきますよね。

 誰だって、仕事が速い人と組みたいと思うもの。本来の締め切りよりも前倒しで書類を提出すれば、相手にも「ありがとう」「助かりました」と喜んでもらえます。そのうち「○○さんに頼めば、すぐにやってくれる」と評判になれば、「あなたと仕事がしたい」という指名ももらえることでしょう。

 整理整頓を行うことで「仕事が速い人」になれるなら、断然、実践するべき。その第一歩として、まずは必要な資料をパッと出せるよう、デスク&パソコンの整理整頓を行ってみてはいかがでしょうか?

必要な資料をすぐに出せる整頓術のポイント

◆脱・汚デスクで評価アップを目指そう!
◆「整頓」の基本は「出したら戻す」こと
◆書類は重ねず、立てて収納する
◆パソコンに保管した資料はファイル名を工夫しよう

やる子 「汚デスクは評価を下げるだけでなく、実際に効率が悪いんですね。いや、身をもって知っていましたけども……」

すずまり姉さん 「だしょ? 最近、やる子の評価が赤マル急上昇中なんだから、こんなことでつまずいてちゃダメよ」

やる子 「え、急上昇中? 誰に、誰にですかっ?」

すずまり姉さん 「落ち着きなさい、やる子。ん~、まあ、局長もそうだし、社外からの評判も、このすずまりイヤーに入ってくるのよね」

やる子 「局長まで! それはちょっと、いや、かなりうれしいです。頑張ったかいがあったなぁ……。よ~し、早速、デスクの整理整頓を始めますよ!」

 いつも以上にやる気をみなぎらせて、汚デスクに立ち向かうやる子。果たしして彼女は美デスクを実現し、さらなる評価を得ることができるのでしょうか? その結果は、次回を乞うご期待!

文/石川由紀子 イラスト/小迎裕美子 写真/PIXTA