後輩もできて、部署での立場は中堅どころ。にもかかわらず、仕事に時間がかかり過ぎる、なかなかミスが減らせない…。そんな悩める働き女子へ、ビジネスインストラクターの鈴木真理子さんがアドバイス! 30歳、やる気はあるが「ムラ・ムダ・ヌケ」だらけのやる子に、経験豊富なすずまり姉さんが愛をこめて指南するコラム。今回は、スケジュール管理が苦手なやる子に、すずまり姉さんが手帳の基本的な使い方を伝授します!
大切な予定を忘れないために、スケジュールはどう管理する?
新規プロジェクトが走り出し、にわかに忙しくなってきたやる子。打ち合わせや取材のアポイントを取りながら、通常業務を何とかこなす日々が続いています。
やる子 「あ~、今日も忙しかったなぁ。でも、もう一頑張りで帰れるかも……」
そんなつぶやきを発したところで、カツカツカツ! すずまり姉さんがヒール音を響かせながらやって来ます。
すずまり姉さん 「ハーイ、やる子。おじゃまんが~」
やる子 「何か不思議な挨拶が! って、そんなこと言うのは、やっぱりすずまり姉さんでしたか」
すずまり姉さん 「それ、どういう意味? ま、いいわ。やる子、来週の水曜日って空いてる?」
やる子 「ん~と、ちょっと待ってくださいね。何か入っていたような……」
そう言いながらスマホを取り出し、スケジュール画面をチェックするやる子。
やる子 「あれ? 確かウーマン社に行く予定があった気がするんですけど……。あ、そうだ、こっちの手帳に書いたんだった」
すずまり姉さん 「ちょいと、やる子さん。あ~た、スケジュールは何で管理しているの? もしや、スマホと手帳のどっちも使っているとか?」
やる子 「そうなんです、忘れないように厳重管理しなきゃと思って。このときは電話中だったからメモっただけで、スマホに入力するの忘れてましたけど」
すずまり姉さん 「はい、それダメ~! もう、どうしてそういうムダなことをするのかしら……。スケジュール管理するなら、手帳一つに絞りなさいな」
やる子 「え、手帳だけって、それはまた何故? 教えてください、すずまり姉さん!」