出社してまずやるべき仕事は、メールチェックにあらず!

 やる子のように、業務の始まりはメールチェックからという人も多いことでしょう。でも、電話や来客の少ない午前中は、じっくりデスクワークに取り組める貴重な時間帯。深く考えずに済むメール処理に費やすなんて、もったいないんです。せっかく集中できるのだから、文書を作ったり、企画を立てたり、あるいは判断を下したりと、一人で考える仕事に充てましょう。

メールチェックの前にやるべきことはあるはず (C) PIXTA
メールチェックの前にやるべきことはあるはず (C) PIXTA

まずはTo Doリスト作りから

 では、出社してすぐにやるべき業務とは? それはズバリ、To Doリストの作成です。

 大切なのは、PCに触る前に作ること。PCを立ち上げるとメールやネットが気になり、やる子のように「メールチェック&ネットサーフィンの果てしない旅」に出てしまうことになりかねません。

 また、やるべきことを書くだけではモレを防ぐだけ。戦略的なTo Doリストにするなら、「時間を書く」「優先順位を付ける」「時間見積もりと振り返り」「妄想To Do」の4つが不可欠です。

「時間」と「優先順位」を入れる

 まずは「時間」。ランチタイムを挟み、前半戦と後半戦に分けて書き込んでいきます。外回りがある場合は、帰社予定の時間もハッキリさせておきましょう。続いて「優先順位」を付けたら、必ずその日にやらねばならない仕事は朝の予定に組み込みます。さらに、赤字で「No.1」と書けば完璧。

「時間見積もりと振り返り」「妄想To Do」の必要性

 作業にかかる時間を予想し、実際にかかった時間を振り返ると、適正な仕事量を知ることができます。見積もり通りに終わったなら、自分を褒める言葉を書き込めばモチベーションアップ! また、「妄想To Do」は、いわばその日のご褒美。ランチやアフター6の予定を書き込んで、やる気を高めましょう。