苦手な仕事は、つい後回しにしてしまいがち。でも、ギリギリまで手を付けずにいると、締め切り間際になって焦ることに……。これでは、ストレスもたまる一方ですよね。できるだけ早く処理するには、気持ちをどう切り替えればいいの? 教えて、すずまり姉さん!
なかなか着手する気にならない仕事、どうやって終わらせよう…?
厳しい寒さがまだまだ続く、ある日のこと。パソコンのモニターを見つめながら、やる子はうんざりした表情で大きなため息をつきます。
やる子 「はぁ……。あの市場調査、データをまとめて明後日には提出しなきゃなのに、全然やる気が出ないや。……よしっ! こんなときは、あの人に相談してみよう」
そう言って、すずまり姉さんのデスクに目を向けたやる子の視界に入ってきたのは、ニヤニヤしながら引き出しの中を見つめるすずまり姉さんの姿でした。どうやら、何か写真を眺めているようで……。
やる子 「うおっ!? ね、姉さん、なぜそんなにニヤけて……! ん? 誰の写真ですか、それ」
すずまり姉さん 「あら、やる子、お疲れさま。誰ってあ~た、スターのこと知らないの? スターと言えば、錦野 旦(にしきの あきら)。やっぱカッコいいわよね~」
やる子 「お、おう……。確かに、よく知らないっす」
すずまり姉さん 「ホントに知らんとは……。じゃあ、私が小さい頃に大人気だった御三家と言えば、だ~れだ?」
やる子 「あっ、それなら知ってます! この前、『懐かしのナントカ』っていう番組で見ましたよ。確か、橋幸夫、舟木一夫、西郷輝彦ですよね?」
すずまり姉さん 「……古っ! それ、元祖御三家だから。私が言ってるのは、ひろみGO、ヒデキ西城、ゴロー野口のほうだから。ったく、失礼しちゃうわね」
やる子 「しまった……。それより、どうしてスターの写真を見ていたんですか?」
すずまり姉さん 「そりゃあ~た、仕事の合間のリフレッシュよ。これを見るとモチベーションが上がって、苦手な作業もサクサク進むのよね」
やる子 「おおお、なんとタイムリーな! まさに今、そういうワザを教えてもらいたかったんです。なかなか手を付けたくない仕事を素早く終えるコツ、もっと教えてください!」