前年の手帳を残しておけば、翌年の予定を立てやすい!

 新年、あるいは新年度を迎えて手帳を切り替える際、あなたは古い手帳をどうしていますか? すぐに処分してしまう方もいると思いますが、前年の手帳はぜひ残しておいてください。なぜなら、年間のおおよその予定が見えるからです。

 毎年恒例の大きなプロジェクトがいつ入るのか、あるいは長期休暇はいつ取ったかなどが分かれば、翌年の予定も立てやすくなるもの。新しい手帳を手に入れたら、まず消せるマーカーなどで書いておくとよいでしょう。

手帳で体調管理をするポイント

◆「体調日記」で自分の体の弱点を把握
◆体調不良の傾向と対策を立てよう
◆食事や月経期間など、体調に関わることはすべて書く
◆体調不良に陥らないよう、スケジュールはきっちり管理
◆昨年の手帳は処分せずに取っておく

やる子 「確かに、過去の手帳を残しておいたら便利ですね! 体調を書いておけば、私がこの時期、風邪を引いていたかどうかも分かるし」

すずまり姉さん 「そそ。すべてとは言わなくても、昨年の分くらいは残しておいたほうがいいんじゃない。……って、やる子、ずいぶん元気になってきたわね」

やる子 「う~ん、何か薬が効いてきたのかも。よっし、もう一頑張りしちゃおっかな」

すずまり姉さん 「ダメダメ、今日はゆっくり休みなさいな。だって、あ~たが今書いているメール、めちゃめちゃ誤変換あるんだもの……」

やる子 「えっ、どこに? ……うわ、本当だ、『細菌いかがですか(正:最近)』になってる!」

すずまり姉さん 「それだけじゃないわよ。『復讐しましょう(正:復習)』に、『後悔セミナーにいらっしゃいませんか(正:公開)』って、何だかすごく物騒な文面だわさ」

やる子 「ダメだ……。このメール見てもっと熱が上がってきたみたい。すみません、今日はもう帰ります」

すずまり姉さん 「それがいいわよ。あったかくして寝なさいね。さいなら、ばいなら」

やる子 「もうツッコミ入れる気力もなくなってきた……。姉さん、ばいなら……」

 熱のせいか忙しさのせいか、はたまたすずまりギャグのせいか? この日はすっかり気力を使い果たし、肩を落としながら帰路に就くやる子なのでした。さて、次回は興味津々、お金と手帳をテーマにお届けします。来週も、乞うご期待!

文/石川由紀子 キャラクターイラスト/小迎裕美子 写真/PIXTA