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天使にラブ・ソングを…の人生哲学 巻き込む力と変わる勇気

2016年6月16日

自分らしく前向きに働きたいと願う、全ての女子にラブソングを!

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「哲学」ってむずかしいことだと思っていませんか? 「哲学」とは、「ものごとの正体を知ること」。哲学者の小川仁志さんが、身近なことを題材に分かりやすく哲学の視点から読み解きます。今回のテーマは、映画「天使にラブ・ソングを…」。学生時代の合唱コンクールは熱くなりました。

みんな、変わるきっかけを探してる

 「天使にラブ・ソングを…」は、何度見ても涙と元気があふれだす名作だといっていいでしょう。マフィアの愛人だったクラブ歌手のデロリスは、ひょんなことから殺人事件を目撃し、マフィアに追われる立場になってしまいます。そこで、警察の手を借りて修道院に身をひそめることになったのです。

 ところが、聖歌隊の指導を始めたことで、修道院や修道女たち、そして自分自身の運命をも変えることになってしまいます。聖歌隊のメンバーたちは、まともな指導を受けたことがなく、当初彼女らの歌はひどいものでした。

 そこに持ち前の明るい性格とずば抜けた音楽センスを持ったデロリスが現れ、奇跡を起こすのです。声を出し過ぎるメンバーにはちょうどいい音が出せるようにアドバイスし、逆に声の出せないメンバーにはお腹から声が出るように指導します。すると、皆見違えるように声が出せるようになっていきます。

 こうして一人ひとりの持てる力を最大限に引き出すことで、デロリスはハーモニーを生み出していったのです。この作品は高校を舞台にした続編も出ていますが、基本的には同じことです。様々な悩みを持つ高校生たちを、次々と合唱のメンバーに変身させていきます。そして最後は感動的なハーモニーを生み出す。

 おそらくデロリスは、周囲の人たちを非本来的な姿から、本来的な姿に変えているのだと思います。誰もがもっと生き生きと、自分らしさを発揮して生きたいと思っている。でも、それは容易なことではありません。それにはきっかけが必要なのです。何もたいしたことではありません。

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Profile
小川 仁志
小川 仁志(おがわ ひとし)
哲学者・山口大学国際総合科学部准教授
1970年、京都府生まれ。京都大学法学部卒、名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士(人間文化)。米プリンストン大学客員研究員(2011年度)。商店街で「哲学カフェ」を主宰するなど、市民のための哲学を実践している。専門は公共哲学。著書に『7日間で突然頭がよくなる本』、『世界のエリートが学んでいる教養としての日本哲学』(共にPHP研究所)等多数。
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