もうすぐ6月を迎えます。6月といえば……「ジューンブライド」という言葉に象徴されるように、結婚シーズンです。そこで、働く女性を支える文具をご紹介する「胸きゅんステーショナリー」第7回は、番外編として婚姻届、しかもすてきなイラストの入った「デザイン婚姻届」の話題をお届けします

せっかくなら、おしゃれなデザイン婚姻届を提出したい!

 「婚姻届」と聞くと役所でもらえる茶色いフォーマットを思い出しませんか? 実は役所でもらえるものだけでなく、戸籍法で規定された様式で作られたものであれば、自分の好きなデザインの婚姻届を役所に提出できるんです。大人女子の間では、おしゃれな「デザイン婚姻届」を使うことがひそかなブームになっています。

これ、ぜーんぶ、婚姻届です!
これ、ぜーんぶ、婚姻届です!

 かわいいデザインや、地域にちなんだご当地コラボなど、さまざまなデザインの婚姻届があるんです。「一生に一度の大切なものだからこそこだわりたい!」――そんな思いに応えてくれる、話題の婚姻届をご紹介します。

人気過ぎて品薄! 市が作った婚姻届

 発売後すぐに売り切れてしまうほど、大人気の婚姻届をご存じですか? それが都内初のデザイン婚姻届「立川市プレミアム婚姻届」です。

立川市プレミアム婚姻届(1000円)
立川市プレミアム婚姻届(1000円)

 開発のきっかけは、人口対策と地方創生。立川市は2015年をピークに年々人口の減少が進むと推測されています(※1)。特に25歳~39歳の働き盛りの若者の減少を重く受け止め、この問題にどう歯止めをかけるか……。同世代の若手職員が立ち上がりました。さまざまな検討を重ねた結果、「結婚を控えたカップルが立川市に来る機会をつくれば、若い世代が増え、立川市の魅力がもっと伝わるのではないか」という思いから「婚姻届」に着目したそうです。


手元に保管する分には、記念の写真を入れて
手元に保管する分には、記念の写真を入れて

 そして、立川市役所の若手職員と「かみの工作所」プロジェクトでも有名な印刷加工会社の福永紙工、デザイナーの三星安澄氏がタッグを組んで、何度もミーティングを繰り返し、この「立川市プレミアム婚姻届」が生まれました。

 1mm厚の上質な厚紙に大胆な抜き加工と箔押し技術を駆使した台紙を使用。抜き加工部分には、好きな写真を貼って飾ることができます。初めて会った思い出や、入籍した記念の写真など自由に貼ることができます。

ピンクとイエローのやさしいデザイン。複写式になっています
ピンクとイエローのやさしいデザイン。複写式になっています

 婚姻届は「夫婦になる」特別なもの。でも、役所に提出してしまうと手元に残らないのは、なんだか寂しい気持ちもありますよね。そんな婚姻届を「ずっと手元にとっておける」のがプレミアム婚姻届の特徴。提出用の婚姻届用紙に書いた文字が保管用の台紙に複写される仕組みになっています。これなら、結婚1周年の記念日など特別な日に見返すことができますね。

1枚目は提出用。ぺろんとめくって2枚目の保管用には「夫と妻になるまで」欄があり、思い出を書き留められます。また、オリジナルのお祝いスタンプを押すことができます
1枚目は提出用。ぺろんとめくって2枚目の保管用には「夫と妻になるまで」欄があり、思い出を書き留められます。また、オリジナルのお祝いスタンプを押すことができます

 プレミアム婚姻届には、「夫と妻になるまで」と書かれた欄があり、ここに出会いの記念日や、デートの思い出などを記入することができます。立川市役所にはオリジナルのお祝いスタンプや記念撮影ができるコーナーもあり、プレミアム婚姻届と一緒に写真撮影したカップル限定で、市内の一部店舗でサービスが受けられるうれしい特典も。

 「立川市プレミアム婚姻届」は、定価1000円。立川市役所内のコンビニ、市内のホテルや結婚式場で販売されています。