今の暮らしより、もしかしたらもっと自由に生きていく方法があるんじゃないか……そんな変化を求めるなら、思い切って「住む場所」を変えることが有効な手段となります。注目したいのは、23区と多摩地区を結ぶ東京の“芯”となる「武蔵野市」。実は「憧れの暮らし」が実現できるこのエリアの魅力を、3回にわたってご紹介。第3回目は、地域に根づいている「文化力」をクローズアップします。

カルチャースポットを活用して、渇きがちな心に栄養を

 働く女性にとって「文化活動」は、心に潤いをもたらす大切なエッセンス。ただ、忙しい日々の中で時間をつくるのは難しく、芸術文化から離れる一方……。心がカサつくこの状況は、文化が薫る武蔵野エリアに暮らすことで一気に好転するかも! 市内には文化と親しめるスポットが多数あるため、身近な場所で日常的に文化活動を満喫できるのだ。

 例えば、図書館は市内3駅勢圏に1館ずつあり、3館の蔵書数は80万冊にも上る。とくに、楕円の窓が印象的な「ひと・まち・情報 創造館 武蔵野プレイス」は、働く女性が注目すべきスポット。なんといっても嬉しいのは、武蔵境駅からすぐの駅近にあり、22時まで開いていて、夕方17時以降はアルコールも提供するカフェを併設していることだ。仕事帰りに立ち寄り、ワインを片手に本や雑誌をめくるといった使い方ができたり、館内にある書斎的スペースの「ワーキングデスク」(有料貸出施設)で資格試験の勉強をしたりと自由に利用できる。

 また、「武蔵野プレイス」は図書館のほか、生涯学習支援、市民活動支援、青少年活動支援の機能を併せもつ施設。キャリア養成講座など大人向けのセミナーも開催しているので、興味のあるものに参加するのもいいだろう。

 利用してみたら来館の目的以外の活動やサービスを発見できたり、講座などを通じて新たな人と交流できたり。自分の世界が広がるきっかけになるのもここの魅力だ。

オープンと同時ににぎわい始める「武蔵野プレイス」。お洒落な建物の内部は、吹き抜けから個性あふれる各階を眺めることもできる。回遊性の高い作りで、1日いても飽きることなく楽しめそう。カフェスペースでは、新刊の雑誌を片手にのんびりドリンクを味わえる
オープンと同時ににぎわい始める「武蔵野プレイス」。お洒落な建物の内部は、吹き抜けから個性あふれる各階を眺めることもできる。回遊性の高い作りで、1日いても飽きることなく楽しめそう。カフェスペースでは、新刊の雑誌を片手にのんびりドリンクを味わえる
オープンと同時ににぎわい始める「武蔵野プレイス」。お洒落な建物の内部は、吹き抜けから個性あふれる各階を眺めることもできる。回遊性の高い作りで、1日いても飽きることなく楽しめそう。カフェスペースでは、新刊の雑誌を片手にのんびりドリンクを味わえる
オープンと同時ににぎわい始める「武蔵野プレイス」。お洒落な建物の内部は、吹き抜けから個性あふれる各階を眺めることもできる。回遊性の高い作りで、1日いても飽きることなく楽しめそう。カフェスペースでは、新刊の雑誌を片手にのんびりドリンクを味わえる

ワンコイン(100円!)で美術館に行ける!?

 たまには美術や音楽を楽しみたいけれど、休日は遠出するよりゴロゴロしていたい──。市内に美術や音楽、演劇、伝統芸能などさまざまな文化施設がある武蔵野市は、多忙な女性が陥りがちな出不精体質も改善してくれる。

 思い立ったらすぐに行けるのが、吉祥寺の街中にある「吉祥寺美術館」。しかも、わずか100円という入場料が、アートとの距離をぐんと近づけてくれる。館内には世界的な版画家の浜口陽三と萩原英雄の記念室が常設されているほか、企画展示室では絵画や写真、デザインなどの作品を紹介。これらのアートにふれた後は、ミュージアムショップでオリジナルグッズを見るのも楽しい。

 そのほか、優れた国内外のアーティストを招き、公演を開催している「武蔵野市民文化会館」で、クラッシック演奏会やオペラなどに親しむ休日も素敵。館内にある巨大なパイプオルガンを生かし、国際オルガンコンクールも開催しており、新進の演奏家たちが世界に羽ばたいている。現代演劇やダンスなど舞台芸術を見たいときには、吉祥寺シアターに足を運ぼう。

 各施設では公演のほかに、セミナーやワークショップなど参加型の企画も開催しているので、立体的にアートが楽しめる。こうした身近なカルチャースポットでの経験が心の豊かさにつながっていくはずだ。

イーゼルをモチーフにした「きちびちゃん」は、ワークショップも充実している「吉祥寺美術館」のほのぼのイメージキャラクター。「武蔵野市民文化会館」のパイプオルガンは一見の価値あり!
イーゼルをモチーフにした「きちびちゃん」は、ワークショップも充実している「吉祥寺美術館」のほのぼのイメージキャラクター。「武蔵野市民文化会館」のパイプオルガンは一見の価値あり!
イーゼルをモチーフにした「きちびちゃん」は、ワークショップも充実している「吉祥寺美術館」のほのぼのイメージキャラクター。「武蔵野市民文化会館」のパイプオルガンは一見の価値あり!
イーゼルをモチーフにした「きちびちゃん」は、ワークショップも充実している「吉祥寺美術館」のほのぼのイメージキャラクター。「武蔵野市民文化会館」のパイプオルガンは一見の価値あり!