<引き際>

相手が乗らない案件は流す、無理に押さない。過去に相手が買った時の様子をよく見て覚えておき、それに当てはまらない場合は潔く次の提案へ。メリハリを心掛ける(30歳、製造)

相手が渋るそぶりを見せたら無理に押さない。いったん引いて、日を改めて再度交渉してみる(33歳、製造)

相手が興味なさそうな場合は、話題を切り替えて様子見、次につながるネタを残しておく(40歳、商社)

お客さんの雰囲気が悪いときは、提案ではなくヒアリングに徹する(24歳、情報通信・IT)

相手が乗り気にならない商談は「今日はお互いのお勉強のために、商品と他地域の状況確認をしましょう」ということにしている(37歳、営業)

<攻め際>

「~だからいや」と理由を言われたときは攻め際(25歳、金融)

攻め際は相手に便宜を働いた時。それを引き合いにお願い事をすると最大限考慮してくれる(29歳、製造)

クロージングした後はもうこちらからしゃべらない。気まずくなって相手が折れてくれるから(30歳、製造)

新規でアプローチする営業先や直感でいいなと思った営業先には、こちらから連絡して情報を取り、可能性があればアポを取って会いに行く。会って話をしてみると、電話では分からないようなことが多いので(23歳、商社)

<心掛けていること>

堅苦しい営業トークはしない(34歳、不動産)

嫌がっているポイントを見極める(28歳、医療福祉関連)

いくつか、こう言われたらこう返すといったフレーズを作る(24歳、金融)

他社製品などの知識も積極的に与えて信頼させる。ライバル社との違いなど。知識の裏付けがあると思ってもらうため(33歳、製造)

面談者以外の受付や事務の方にもしっかりと挨拶やお礼をしておく(29歳、製造)

ぶっちゃけどうなのか、どうしたら、いつ契約してくれるのかを聞く(27歳、情報通信・IT)

相手が年上でベテランの場合が多いため、相手の要望をお断りしなければならない場合は、必ず相手をたて、「経験豊富な○○さんでしたら、対応が難しいという事がお分かりの上でのご要望かと思います…」というように、相手のプライドをくすぐるワードを使うようにしています(33歳、商社)

【結果を出す「営業女子」大解剖】
第1回 「実はノルマきつくない」半数以上 営業女子の本音
第2回 「わたしはなぜ営業を選んだか」営業女子136人の声
第3回 営業女子の平均年収は○万円 3割が500万円以上
第4回 営業女子は働く女性が欲しい○○を身に付けている!
第5回 子育て最優先で退職→時短 結果出すママ営業の仕事術
第6回 売れる営業女子がコツを公開 結果が出る仕事の工夫
第7回 26歳営業が上司のワザを盗んで成長 鍵は「伝え方」
第8回 できる営業女子は実践している 業務効率を上げるコツ(今回はここ)

文/佐々木恵美 写真/PIXTA