独身アラサー女のリアルを描いたマンガ『東京タラレバ娘』。第1回は「タラレバ娘」を読んだアラサーの感想をお届けしましたが、今回は『東京タラレバ娘』を愛する読者が選ぶ 傷つき&励ましの名言やシーンを漫画とともにお届けします。
【第1回】『東京タラレバ娘』読者が悶絶する共感と負傷のあいだ
2017年1月11日から2017年1月29日の期間に、日経ウーマンオンライン上でアンケートを実施。回答者数は341人。平均年齢は35.1歳、独身が64.5%、既婚(子どもあり)17.3%、既婚(子どもなし)13.8%、会社員(一般職)が67.4%。
傷つく? 励まされる? 印象的なセリフはこれだ!
タラレバ娘たちにズバズバと正論を突きつけるモデルの年下男子KEYを筆頭とする個性的なキャラクターから、歯に衣着せぬセリフが飛び出す『東京タラレバ娘』。印象に残ったセリフやシーンをアラサー読者に挙げてもらったところ、具体的なエピソードと共に多くの声が集まりました。さらに、その言葉・シーンに傷つきながらもみんな励まされている様子。まずは、アラサーの心をわしづかみにしたセリフから見ていきましょう。
タラレバ女子会終わりに、酔って転んだ倫子、香、小雪の3人に言い放ったKEYのセリフです。
■ 「あ、わたし、もう男に助けて貰えないんだ…」と今さら自分が女の子ではないことにショックを受けました(27歳、医療福祉関連、営業事務)
■ あと1カ月で30代になるのですが、めそめそせずに、もう自分で何とかしなきゃいけないんだと思い知らされました…(29歳、建築・不動産、営業)
■ 前に記念写真で私と後輩が座って写真を撮ったとき、後輩にだけ手を差しのべるメンズが2人もいたことがあったので、めっちゃ共感しました。そのときはおまえらどちらか片方の手を貸せよ! と思ったけれど、『東京タラレバ娘』を読んだら胸にスッと落ちました(33歳、その他サービス、営業事務)
■ 見た目や若さは失うが、知識や経験は盗まれたり失ったりすることはないと若いころに聞きましたが、その言葉の意味が腑に落ちました(30歳、金融・証券・保険、一般事務)
現実を突きつけられたと悲壮感が漂うコメントと、その通りだと納得できたというコメントが入り交じっていますが、励まされたというタフなアラサーも!
■ そうでなくてはいけないし、そうすべき。また、それしかない、という覚悟を感じました(31歳、商社・卸・流通・小売、一般事務)
公私ともに自立や責任を課せられる30代の立場を、ズバリ言い表したこのセリフ。グサッとくるけど本当はそれだけの強さをあなたは持っているのだと勇気付けられる言葉ようでもあります。
■ まだまだ可愛いものも好きだし、男の人にも優しくされたいし、女同士でキャピキャピ楽しみたいのに。分かってはいたけど、女の子気分じゃダメなのかと悲しくなりました(29歳、その他サービス、営業)
■ グサッときました。普段「女子会」のように女子という言葉を度々使うので、周りからすると女子じゃないのに、女子という言葉を使っている自分の全ての行動に恥ずかしさを感じました(30歳、IT・通信、広報)
■ なんとなく感じていた、もう甘えが許されず現実と向き合わなければならない年齢になっていることを直視させられました(29歳、教育、専門職)