独身アラサー女性のリアルを描いたマンガ『東京タラレバ娘』。1月からはテレビドラマの放映が開始され、話題となっています。33歳・独身・彼なしの3人組がタラレバ話に花を咲かせる本作を、同世代のウーマンオンライン読者はどう思っているのでしょうか。アンケートを通して日経ウーマンオンラインに届いた、原作を読んだアラサーのリアルな声をお届けします。

【調査概要】
2017年1月11日から2017年1月29日の期間に、日経ウーマンオンライン上でアンケートを実施。回答者数は341人。平均年齢は35.1歳、独身が64.5%、既婚(子どもあり)17.3%、既婚(子どもなし)13.8%、会社員(一般職)が67.4%。

「アラサーあるある」に共感の声多数!

 ビール片手に「あの時こうしていタラ?」「こんな風になれレバ?」と大声でタラレバ話。ヒマさえあればそんなことばかりしている、恋に仕事に下り坂・倫子、THEセカンド女・香、マジ不倫にいそしむ小雪3人組が繰り広げる、あまりにリアルで共感満載のコミック『東京タラレバ娘』。

33歳・独身・彼なしの3人の物語が、読者の心を震わせる(C)東村アキコ/講談社
33歳・独身・彼なしの3人の物語が、読者の心を震わせる(C)東村アキコ/講談社

 「登場人物の誰に共感しましたか」というアンケートでは、3人の中でも主人公の倫子に共感するという女性が62.3%と最も多く、描かれるアラサー独女の思考や行動のあまりのリアルさに悶絶する人が続出です。

アラサーの焦燥感を笑いも含めつつうまく切り取っていると感じました。いろいろなところでえぐられるんです(28歳、その他サービス、接客)

本当の愛や幸せを掴みたいのに、まだ大丈夫と思って何もしてないうちに、また不毛な状況に陥って抜けられない。貴重な時間が無くなっていき、余計焦って空回りしたり思考停止になって動けなくなったりする・・・。そんな身近な私たちアラサーの思いが凝縮されてると思います(31歳、マスコミ、企画)

周囲にもこういう言い訳をする人が多いから、納得! 女子あるあるだと思います(33歳、建設・不動産、営業事務)

仕事を後輩に追い越されたりとか、友達と集まって飲んだりとか、共感できるところはいっぱい。「SEX AND THE CITY」の東京版だと思いました(36歳、販売・リサーチ、販売・翻訳)

 「納得!」「あるある!」と楽しめるだけならいいですが、ほとんどの女性からは、倫子たちが「自分のように感じられて心が痛い」という意見が。

「倫子は私か!」と思うくらいタイムリーな悩みが描かれていて、心にグサグサ刺さって、しばらく復活できません(30歳、マスコミ、宣伝)

主役の倫子の焦る気持ち、ジタバタする気持ち、突っ走ってしまう気持ち、理解できます。毎回“本気”なんですよね。だけど・・・と胸が苦しくなります。いつまでこのループなんだろうってたまに読んでいると目を伏せたくなります(笑)。倫子、香、小雪の3人の要素を少しずつ自分と当てはめてしまい、毎回悶絶です(37歳、その他サービス、営業)

 中には、「周りの変化などに感じる違和感や感覚を代弁してくれて、漫画に共感することでなんだか安心できた」なんて人も。