住まいを変えて仕事に影響が出た人は4割弱、4人に3人はいい影響

 次に、住まいを変えたことで仕事には影響が出るか聞いてみました。その結果、「ある」「どちらかというとある」を合わせると、37.3%の人に影響が出ています。

Q.住まいを変えたことで、仕事に影響が出たことはありますか?
Q.住まいを変えたことで、仕事に影響が出たことはありますか?
4割近くの人に、仕事への影響が出ていました

 その影響は、よいものと悪いもののどちらでしょうか。「よい影響」が43.5%、「どちらかというとよい影響」が32.2%となり、4人に3人にはよい影響があったようです。

Q.それは、よい影響と悪い影響、どちらでしたか?
Q.それは、よい影響と悪い影響、どちらでしたか?
大半の人に「よい影響」があったようです

 よい影響とは、どんなことでしょうか。

だらだら残業しなくなった。終電の関係から飲み会を早めに切り上げるようになった(39歳、卸売・流通、一般事務)

家になるべく早く帰るようになったので、少し生活に余裕ができて、勉強時間もできた(33歳、学術研究・技術サービス、専門職)

通勤時間が短くなったことで、睡眠時間も増え、ゆとりができた(32歳、製造、人事)

通勤距離が近くなったので、早番などにも対応できるようになった(28歳、運輸、総務・受付)

通勤、出張移動が楽になったので、仕事の効率が上がった。自分の時間も大切にし、リラックスできる環境が整ったことで、プライベートの時間も大事にでき、プライベートの時間に学んだことも仕事へ生かせている(33歳、商社、営業)

睡眠時間が増えて仕事中に眠気を感じることが減った。満員電車から解放され、朝から疲労を感じることもなくなった(37歳、医療福祉関連、専門職)

自炊ができるようになったことで、朝ご飯を食べるようになり、コンビニ弁当を買う頻度が少なくなった。その結果、前よりも体の調子がよくなった気がする(24歳、公務員、人事・一般事務)

 反対に、悪い影響があったと感じている22.6%の人の声も紹介しましょう。

近いからといってより仕事を任されるようになった(32歳、情報通信・IT、技術職)

家と仕事場が近いので残業をさせられる(28歳、医療福祉関連、専門職)

慣れない環境でストレスを抱え、健康面に影響し会社を休みがちになっている(30歳、製造、営業)

 次回は、皆さんが自分の部屋で気に入っているところをご紹介します。

文/佐々木恵美 写真/PIXTA