ダラダラ仕事して残業に突入するか、テキパキ仕事を終わらせて定時で帰るか。その鍵は、通勤中と始業前の5分にありました。仕事をサクサク終わらせる段取り術を紹介します。

通勤中のイメージング

 朝の段階でテキパキ仕事ができた日は、いい流れのまま1日中、仕事がサクサク片づくもの。

 「朝からフル稼働するためには、仕事開始から30分間の自分の動きをイメージしておくのが効果的です」と、企業の業務改善を多数手掛ける吉山勇樹さん。

 通勤中などに、自分のデスクに着いたときに目の前に見えるものを具体的に想像するのもいい。頭が仕事モードに切り替わって、出社直後からエンジンがかかり、時間の無駄がなくなる。

まずは通勤中のイメージングが大事 (C)PIXTA
まずは通勤中のイメージングが大事 (C)PIXTA

出勤中5分イメージ

・ 出勤して席に着いたときに目に入るものは何?
・ 仕事開始からの30分間は何をしている?
・ 突発の用件で入ってきそうなものは?
→イメージできた状態で仕事に取りかかれば朝からフル稼働できる!

 また、提案書の作成など、難しく、時間がかかりそうで気が重い仕事は、ゴールまでに必要な作業を細かく分解してみよう。取り組むべき作業やかかる時間が具体的になると、心理的な負荷がぐっと減るため、「やりたくないな」と思ったり、気が乗らずダラダラ作業をしたりすることがなくなる。

 それでは、次ページを参考にして、無駄な残業をしないでプライベートを充実させるためにも、仕事の効率を上げていこう。