お祓い

 来年に厄年を迎える人なら厄除けや厄払いなど、お祓いを考える人もいるはず。でも、いくら包むべきなのか?

 「基本的にいくらという金額は決まっていません。いくらでも構わないのです」と近藤さん。ただ、お守りなどを売っている場所に、玉串料、初穂料という名称で「○○○円以上」と書いてあるところも。その金額を目安に、蝶結びの祝儀袋に入れて渡そう。表書きは、御初穂料、御玉串料、御礼となる。

「よろしくお願いいたします」と言って渡す
「よろしくお願いいたします」と言って渡す

お賽銭

 初詣でお寺や神社に参拝した際、収めるお賽銭。正解はいくらなのだろう。「お賽銭の金額にルールはありません。自分の感覚で決めていいんですよ。1円でも100円でも、数千円でも、自分の気持ち次第です」。

 下は初詣の作法。お参りは元旦から1月7日までの間に行こう。神社とお寺では、参拝マナーが異なるのでチェックして。

初詣の参拝マナー

1. 神社なら手水舎で手を洗い、口をすすぐ。
2. 神前に進んでお賽銭を収める。
3. 鈴があれば、緒を手前に引いて鳴らす。
4. 神社なら2拝2拍手1拝(*)。お寺なら1礼をして合掌し祈願、最後に1礼する。
*2拝2拍手1拝は、2回深く頭を下げ、胸の高さで2回かしわ手を打ち、最後に1回深く頭を下げること。神殿でかしわ手を打つのは神様を招き寄せ、自分の存在を知らせる意味がある。お寺ではかしわ手は打たない。

取材・文/ 辻 啓子

日経WOMAN2015年12月号掲載記事を転載。情報は記事執筆時に基づき、現在では異なる場合があります。