お金のプロの片づけワザには、ムダ遣いを防ぐための工夫がたくさんあるはず。そこで今回は、人気のファイナンシャル・プランナーに自宅で実践している片づけ&収納のルールを公開してもらいました。今あるモノを見直し、賢くお金を使うコツも満載です。

買った直後の一手間がお金が貯まる習慣につながる

 現在、シンガポール在住のFPの花輪陽子さん。引っ越しを機に、モノの持ち方や片づけ方を見直したという。

 「モノが多いと引っ越し代がかさむし、粗大ゴミを捨てるにもお金がかかる。安易にモノを増やしてはいけないと、身に染みて分かりました」。

 厳選したモノだけに囲まれた今の暮らしで心がけているのは、モノを買ったり受け取ったりしたときに「一手間かける」のを忘れないこと。食材を買ったらすぐ小分けにして保存する。試供品は化粧水などよく使うモノだけ残し、あとは潔く捨てる。その上で、必要なモノを使い勝手のいい場所に収納し、今あるモノをフル活用している。

キッチン

調味料は醬油、酒など基本的なものだけでOK
「冷蔵庫の中の調味料は醬油やみりん、お酒や酢など最低限に絞っています。用途が限られる合わせ調味料や、重複買いしがちなドレッシングなどは買わずに手作りします」。

冷蔵庫は食材と食材の間を離してゆったり置く
「食材が入った容器は重ねて置かず、モノとモノとの間に隙間を空けて収納。こうすると取り出しやすいし、どこに何があるか分かりやすい。ムダなく食材を使い切れます」。

食材が迷子にならない
食材が迷子にならない

冷凍庫は立てて収納。何があるかすぐ分かる
「ジップ付き袋などに小分けにした食材は、立てて収納すると庫内で埋もれません。特に冷凍食品は買いだめしてしまいがち。2週間くらいで使い切れる量だけ買い、見えやすく収納することが大切」。

見えやすく収納することがポイント
見えやすく収納することがポイント

食材は買ってきたらすぐ小分けにして冷蔵&冷凍庫へ
「食材は、買ってきたらすぐ小分けにして冷蔵庫&冷凍庫へ。パンも1食分ずつジップ付きの袋に入れて冷凍します。買い物の直後に一手間かけるのが、食材をムダにしない秘訣です」。