業務に応じてお給料を決める成果給を導入する企業が増えている。そのなかでどうしたら給料を上げられる? 詳しい識者に聞きました。

そもそも、なぜお給料を増やす視点が必要なの?

◆同じ収入のままでは使えるお金は減る一方…
厚生年金、健康保険など社会保険料の負担が増している。「円安による物価の上昇や、17年4月予定の消費税率10%への引き上げもあり、収入が増えなければ使えるお金は減っていく」(投資教育家の山崎俊輔さん)。


◆女性の月給は40代で頭打ち
下は男女別の賃金カーブ。女性の場合、賃金のピークは45〜49歳。54歳以降は男女ともに賃金が下落。「30代、40代前半で給料を上げれば、貯蓄も増やせる。収入を上げる努力は必要」(山崎さん)。
※厚生労働省発表の平成26年賃金構造基本統計調査。賃金カーブとは年齢とともに変化する賃金額(月の平均所定内給与額)を指す。