ずっとシングルの人だけでなく、結婚している人も、離婚したり夫に先立たれたりして、おひとりさまになる可能性はある。私たちが幸せな老後を送るための、8つの極意を知っておこう。

まずは、「現役時代にお金を使い過ぎない」4つの極意を紹介。

1. 日々のムダ遣いを減らし、自分名義で1000万円を貯める

ムダ遣いを減らして貯蓄習慣をつけることが、お金に困らない老後のための第一歩。メリハリのある生活をしていれば、老後の生活費も少なくて済む。「年金で賄い切れない医療・介護費用や住宅のリフォーム費用、生活費の予備として、1000万円以上を貯蓄で用意しましょう」(FPの山田静江さん)。夫婦の場合も、できればそれぞれの名義で1000万円を貯めておくと安心だ。

(C)PIXTA
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2. 貯蓄を妨げる、ムダな保険料はカット!

老後の病気が不安になると、つい保険に頼りがちだが、「保険は適正な保障を、適切な額で備えましょう」(FPの塚原哲さん)。例えばシングルなどで、自分が死んでも経済的に困る人がいないなら死亡保障は不要。貯蓄型の保険ではなく安い掛け捨て型を選び、浮いたお金を貯めるほうが効率的だ。さらに、「ネットで販売される保険や職場の団体保険なら保険料が割安です」(塚原さん)。

POINT
■シングル・DINKSは死亡保障は不要
■貯蓄型ではなく掛け捨て型を選ぶ
■女性特有の病気も普通の医療保険でカバー
■職場の団体保険、ネット保険なら保険料が割安