5. お金の最新ニュースをこまめにチェック
「過去3年間の日本は約10年ぶりの好景気で、投資で資産を増やしたり、転職で給料を上げたりするチャンスでした。お金が増える人はこうした情報をきちんとつかみ、生かしています。そもそも、投資をしている人は自然にお金のニュースが気になるので、よりお金に強くなります」(花輪さん)。
通勤時間にスマホで経済ニュースを見たり、日経平均株価をチェックしたり。収入アップや資産づくりなどお金の情報に触れている時間を、1日1分でも作ろう。
6. ポイントには執着しない
買い物は、ポイントに左右されずに賢く! 「ポイントは一見お得ですが、基本的に消費を誘発するもの。ポイント欲しさにムダな買い物をしがちです。貯蓄上手な人ほど、買い物に慎重で、ポイントにも固執しません」(花輪さん)。
ちなみに深野さんは現金で割引派。「ポイントをためるよりその場で値引きされるほうが合理的」(深野さん)。ポイントを貯めるなら『効率的に貯められて、きちんと使えるか』まで考えて。よく行く店のものだけに絞るのが正解(花輪さん)。
7. 夜、お金について考える習慣がある
「1日の終わりに財布のレシートを整理したり、家計簿をつけたりして、お金の使い方を振り返ると、お金に対する感度が高まります。週に1回でもいいから支出を振り返ってみて。欲しいものを書き出して予算立てをするなど、今後のお金計画を立てるだけでも違います」(横山さん)。
「簡単なことから習慣化を。財布の中身の整理もいい」(深野さん)。「カードの明細や銀行の預金残高も定期的に確認して」(花輪さん)。
お金が増えない女子はスマホやネットでダラダラ!?
SNSやスマホのゲームはつい時間をムダ遣いしがち。お金を増やせる人ほど、その時間をお金にまつわる勉強や情報収集に充てている。夜の時間の使い方を見直そう!
8. コンビニに頼らない
お金が増える人はコンビニを毎日利用せず、電子マネーも持たない傾向が。
「電子マネーはお金を使った実感が少ない。現金生活のほうが貯まります」(横山さん)。「つい出費が増えるコンビニは、利用頻度を抑えて」(花輪さん)。
ファイナンシャルリサーチ代表
家計管理の重要性や投資の啓発など、お金の情報をメディアで発信。著書に『ジュニアNISA入門』(ダイヤモンド社)。
マイエフピー代表
家計再生や貯蓄ノウハウの専門家。著書に『年収200万円からの貯金生活宣言』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。
ファイナンシャルプランナー
雑誌やテレビなどで、貯蓄術やお金に困らず生きるコツを伝授。近著に『お金持ちになる女はどっち?』(PHP研究所)。
取材・文/岩井愛佳
日経WOMAN2016年3月号掲載記事を転載。情報は記事執筆時に基づき、現在では異なる場合があります。
アンケートは、15年12月に公式サイト上で実施。549人(平均年齢38.6歳)から回答を得た。