前回「“ご飯を食べて”ダイエットをしよう」では、血糖値を上げにくい工夫で太りにくくするご飯の食べ方とひと手間でヘルシー&ビューティ効果アップが狙えるご飯レシピをお伝えしました。今回はご飯の種類とその栄養価について紹介しましょう。

栄養価の違いは精米の方法

胚芽精米 栄養の詰まった胚芽を残して精米

栄養価は?
玄米からぬか層だけを取り除いたもの。胚芽が残っているため、玄米同様ビタミンB群やEが豊富。

特徴は?
胚芽には良質の脂肪も。酸化しやすいので少量ずつ購入し冷蔵庫に入れ早めに食べ切るのがコツ。「白米の食べやすさと玄米の栄養がとれる点が魅力」(榊さん)。

玄米 食物繊維やビタミン・ミネラルがぎっしり

栄養価は?
未精製の米。ぬか層や胚芽に多いビタミンB群、食物繊維が多い。糖質をエネルギーに変える際に必要なビタミンB1に富む。

特徴は?
不溶性食物繊維が多い。「白米と混ぜて食べる人も多いが、消化がよくないためよく噛んで」(榊さん)。外皮も食べるので有機、減農薬のものを選んで。

白米 ぬか層や胚芽を取り除いた米 食物繊維やビタミンは少ない

栄養価は?
でんぷんが主成分。たんぱく質も含む。冷めたご飯のでんぷんは、胃や小腸で吸収されず、大腸まで届く難消化性に変化。

特徴は?
玄米や胚芽米に比べ消化吸収が早く、血糖値が上がりやすいが、「パンに比べ油脂が少なく腹持ちが良い。白米でもメリットはある」と榊さん。