リラックスできる6大食品

神経が高ぶって眠れない、眠ってもすぐ目が覚めるという人は、お休み前のハーブティーやGABA入りドリンクで、全身をリラックス。

1. 甘い香りで癒やし効果抜群【カモミール】

欧米で古くから鎮静作用があると親しまれてきたカモミール。副交感神経の活動を高める働きがあり、北海道大学の研究で、カモミールゼリーを摂取した男性では「眠気の増加」「睡眠の継続」「寝つきの改善」などの効果が、女性では「睡眠の継続」が確認されている。温かいほうがリラックス感が増大するという。

すぐ飲みたいなら…【ハーブティー】

お湯をそそぐだけで癒やされる手軽なリラックス法

2. 嫌いな人には逆効果かも?【ジャスミン茶】

ジャスミン茶とは、茶葉にジャスミンの花の香りを付けたお茶のこと。伊藤園と京都大学が行った研究によると、低濃度のジャスミン茶の香りをかぐと、20分後くらいから心拍数が低下し、副交感神経の活動が高まるという。ただし、香りが強い場合は、ジャスミンの香りに対する好き嫌いが大きく影響すると考えられる(前ページ中段グラフ)。

3. 血管拡張で冷え改善効果も【ココア】

「ココアやチョコレートには、疲労回復効果やリラックス効果がある。これはカカオマスに含まれるGABAによるともと考えられる」と横越教授。GABAの摂取は副交感神経の働きを高めるという研究がある。ココアにショウガと同等の冷え改善効果があるという報告もあるが、これも副交感神経の働きが高まることによる血管拡張が一因とされる。