冬といえばお鍋の季節! お鍋は、野菜をたっぷりとれるうえ、肉や魚といった食べ応えのある具材で糖質オフにぴったりのメニュー。今回はさらにおからを加えて、肥満ホルモンの「インスリン」を出させないお鍋が完成しました。

 太らないためには糖質をとりすぎないほうがいい、という考えは広く定着してきた。カギとなるのはインスリン。血糖値を下げる唯一の大切なホルモンだが、糖質の多い食事でインスリンが大量に分泌されると、余分な糖を脂肪に変えてため込んでしまうからだ。実は、インスリンが過剰に分泌される状態は、老化も招く。満尾クリニックの満尾正院長は「体内で糖が多い状態が続くと、糖がたんぱく質と結合する『糖化』が起こり、血管が老いる、髪が抜ける、皮膚にシワやたるみが出る、といった老化が全身で進む」という。

 太らない、老けないための食事は、秋冬なら「鍋」がベスト! たっぷりの野菜に魚や肉を加えた糖質オフメニューがすぐに完成するし、バリエーションが豊富で続けやすいのもいい。

 さらに、今回提案する「おから鍋」は、食物繊維が豊富なおからをスープに加えるので、血糖値の上昇をさらに抑える。食べ応えがあり、便通が改善するので美肌効果も期待できる。

 調理のコツはおからを5分炒ること。「おからの水っぽさがなくなり、おいしく食べられます」(料理研究家の藤井恵さん)。