朝のプロテイン不足は筋量を減らす原因に

プロテイン摂取が筋肉の合成スイッチを入れる

筋肉は絶えず合成と分解を続け、筋量を維持。プロテインをとると筋肉合成のスイッチが入り、空腹になると分解が優位になる。(データ:基礎老化研究;35,3,23-27,2011)

ところが朝はプロテインが不足しがち

高齢者の1日の総たんぱく質摂取量を調べた。朝・昼は筋たんぱく合成の必要量が不足しがちで、逆に夜は過剰で使い切れていないことがわかった。特に活動量の多い朝・昼に意識してとりたい。(データ:Curr Opin Clin Nutr Metab Care.;12,1,86-90,2009)

筋肉量は加齢で減少する

写真はBMI値が同じ20代・80代の男性の大腿部を比較したもの。筋肉量は20代をピークに50代で平均10%、80代で30~40%も減少するという。「筋肉量の低下は、内臓脂肪や血中コレステロールを増加させ、糖尿病やメタボのリスクを高める原因にも」と藤田教授。(写真提供:藤田教授)