冷えや便秘解消に抜群の効果があるとして人気の白湯。いつもの白湯にパパッとプラスするだけで、一気に効果が高まるのが「スパイス白湯」。カレー風味で白湯ビギナーにも飲みやすい。コンファイアンサ せき鍼灸院 市野さおりさん直伝のお悩み対策ブレンドも必見です!

 インド伝統医学のアーユルヴェーダや漢方の専門家が薦める、日経ヘルス読者にも大人気の「白湯(さゆ)」。便秘や冷え解消など抜群の効果を実感して、白湯生活を続けている人も多いだろう。

 その白湯に「スパイスを加えると、効果がさらに高まる」と話すのは、看護師で、漢方や薬膳、ハーブ、アロマセラピーに詳しい市野さおりさん。まずは、クミンとコリアンダーパウダーをパパッと振って飲んでみて! どちらもカレーには欠かせないスパイスだが、なかでも白湯とのなじみがよいので飲みやすい。しかも、「白湯とともに胃腸を温めて消化を促進し、代謝を高める。便秘や、お腹にガスがたまりやすい人にもお薦め」(市野さん)。

 飲むタイミングは、「まず朝起きてすぐの1杯から始めるといい。空腹時に飲むとスパイスの成分が吸収されやすく、効果が早く出やすい」と、市野さん。スパイスの香りは空腹感を抑えてくれるので、「食事の1時間前に飲むと食べすぎ予防にもなる」(市野さん)。

 空調で体が冷えやすく、運動しても汗をほとんどかかない人は、「夏に向けていまから飲み始めるのがお薦め。体が芯から温まり、夏バテしにくくなる」と市野さん。

 耐熱カップに、瓶から直接スパイスを振り入れて、沸かしたお湯を注いだら、かきまぜながら飲むだけ! スパイスは100円ショップで手に入るものもある。さっそく試してみよう。