前回『「一生太らない」魔法の食べ方 基本ルール』では、太らない食べ方の基本ルールをご紹介しました。今回は、ダイエットに不可欠な要素である、「なに」を食べるかを考えます。特定の食べ物を避けることはガマンにつながるため、むしろ積極的に食べるべき食材を覚えておきましょう!

今日の食事に「まごわやさしい」食材は入っていますか? (C) PIXTA
今日の食事に「まごわやさしい」食材は入っていますか? (C) PIXTA

 食事量を抑えれば、太らないと考えがち。しかし、「カロリーを減らしたり、糖質を避けたりを意識するより、なにを食べるべきかを考えたほうがいい。食べないと、代謝に必要なビタミンやミネラルが不足し、体脂肪も燃やせなくなる。食物繊維は不足すれば、便秘につながる。ダイエットは“食べる”ことから始まる」と、食事に関するダイエット本が人気を博しているボディワーカーの森拓郎さん。

 では、なにを食べるべきか。「参考になるのが、カロリーに対して、ビタミン、ミネラル、食物繊維といった栄養価がどれだけ高いかという栄養素密度。米国ではN(Nutrients=栄養)/C(Calories=カロリー)レートとして話題だが、その観点で考えるといい。このN/Cレートが高い食品群が日本ではなにかと考えたところ、健康的な食生活に必要とされる“まごわやさしい”に行き着いた」(森さん)。これらの食材(次ページの表)を1日のうちにとることを心がけて、やせた人が多数いるという。

 あすけんの道江さんも、「ダイエットをしたい人の食事を分析すると、ビタミン、ミネラル、食物繊維が不足していることが多い」としたうえで、「野菜でいうと、小鉢1つ分ほど足りない計算。それを加える努力を」と話す。