きな粉プラスドリンクがアンチエイジングに効く理由

果物や野菜のポリフェノール、ビタミンで酸化ストップ→シミを薄く

 老化の2大原因の一つが「酸化」。紫外線やストレスなどにより作り出された活性酸素が、細胞を攻撃することが老化の原因に。例えばシミの原因は、紫外線を浴びる→活性酸素が発生→それによる酸化を防ぐためにメラニン色素が過剰にできる、というもの。酸化を防ぐには、強力な抗酸化作用を持つポリフェノールやビタミンを含む果物や野菜をとりたい。

きな粉の食物繊維で糖化ストップ→シワ、たるみを防ぐ

 もう一つの老化の原因が、体内のたんぱく質と糖が結びつく「糖化」。作り出された終末糖化産物「AGEs」は各部位の本来の機能を低下させる。例えばコラーゲンが糖化すると肌のしなやかさが失われ、シワやたるみの原因に。糖化の最大の原因は血糖値の上昇。きな粉に豊富に含まれる食物繊維や大豆オリゴ糖は、食後の血糖値の急上昇を抑え、糖化を防ぐ。

昼まで“やせ効果”が続くきな粉の「セカンドミール効果」って?

 セカンドミール効果とは、先にとった食事(ファーストミール)が、次にとった食事(セカンドミール)の後の血糖値に影響を及ぼすこと。例えば朝食で大豆や大麦などの食物繊維が豊富なものを食べると、その時の血糖値の上昇自体が抑えられるだけでなく、その後の糖の吸収や代謝にも影響し、昼食時の血糖値の上昇も抑えられる。

朝の大豆菓子で昼も血糖値が抑えられた
朝の大豆菓子で昼も血糖値が抑えられた

 健康な男女8人に、朝9時と昼12時に食事をしてもらい、各食前から2時間後までの血糖値を測定した。昼食は同じ食事をしてもらい、朝食には大豆菓子、米菓子、何も食べないときの3パターンを試した。その結果、大豆菓子を食べたときの1食目の血糖値の上昇は米菓子に比べて大きく低下。また、2食目の食後の血糖値も低減された。(データ:薬理と治療;36,5,2008)